ODMのモデリング

Enterprise Architectは、OMGが定義する「Ontology Definition Metamodel」が利用できます。

Enterprise Architectのモデリング環境を利用して、大規模なオントロジーの記述が可能になります。具体的には、以下の機能が利用できるようになります。

UML Profile for the Resource Description Framework (RDF)。Web内の情報のデータ・プロパティや公式な意味を表現するために利用します。
UML Profile for Web Ontology Language (OWL)。語彙の中の単語を表現し、内部の関係を定義するために利用します。OWLはRDFを拡張し、ドメイン知識と関係するドメインの意味を定義できるようにしています。
オントロジーやリソースを効果的にモデリングするためのダイアグラムやツールボックスが利用可能になります。
オントロジーモデリングをすぐに始めることのできるモデルテンプレートが利用可能になります。(英語)
RDFおよびOWLファイルの入出力が可能です。

オントロジー

オントロジーはドメイン内の情報の共有のために、共通の語彙を定義します。オントロジーは、ドメイン内の基本的な概念について、標準化されコンピュータが解釈可能な定義を提供します。また、概念間の関係についても表現します。正しく定義されたオントロジーにより、以下のことが可能になります。

OMG ODM

Ontology Definition Metamodelは、OMGによって公式に定義された仕様です。

ODMはモデル駆動アーキテクチャ(MDA)を実現するための重要な構成要素の一つです。ビジネスの意味や分類の表現を厳密に行い、その厳密化した内容に基づいた知識の表現を可能にします。

ODMはUMLを拡張する形で定義され、オントロジーの定義のための独自の記法が利用可能になっています。

この拡張には、以下の2つの仕様が含まれます。

Resource Description Framework (RDF)は、Web内の情報についてのデータやプロパティ・文法などを表現するためのものです。
Web Ontology Language (OWL)は語彙や語彙間の関係を表現するためのものです。OWLはRDFを拡張し、ドメインの情報と関係するドメインの意味を定義します。

参照: