手作業でのワーカープロセスの設定

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手作業でのワーカープロセスの設定

Proクラウドサーバのバージョン4.1以降を使用している場合は、Proクラウドサーバの設定ツールからワーカープロセスの設定・実行ができます。

 

それ以前のバージョンのProクラウドサーバでは、手動で入力された接続文字列または.EAPファイルとして保存された接続文字列のいずれかを使用して、Windowsのバッチ/コマンドラインでワーカープロセスを実行する必要がありました。

 

手作業で実行させる方法を以下に説明します。

 

 

手作業での実行方法

ワーカープロセスは通常のEnterprise Architectと同じファイル名ですが、画面を持たず、通常のEnterprise Architectのように利用することはできません。起動時に、以下の2つのパラメータを指定します。

 

  1. cloudupdate: - モデル内容が更新されたかどうかのチェックの間隔を、秒単位で指定します。
  2. ショートカットのEAPファイルとして、監視対象のプロジェクトを指定します。

 

コマンドラインでの実行例は次の通りです。:

C:\> EA.exe /cloudupdate:30 "C:\EA\shortcuts\model1.eap"

 

通常はこのような内容をバッチファイルとして定義し、実行できるようにしておきます。

 

 

ワーカープロセスのためのショートカットのEAPファイル

Enterprise Architectは、(特にDBMSリポジトリにある)プロジェクトへの接続の情報を、ショートカットのEAPファイルとして保存できます。このショートカットのEAPファイルは、接続文字列を含むテキストファイルです。

 

このショートカットのEAPファイルの内容の一例は次の通りです。

  EAConnectString:model1 --- ;Connect=Cloud=protocol:http,address:localhost,port:804;Data Source=model1;

 

対象のプロジェクトのセキュリティ機能が有効になっている場合には、以下のようにUSERやPASSWORDの情報を含みます。

  EAConnectString:model1 --- ;Connect=Cloud=protocol:http,address:localhost,port:804,user:fred,pwd:pwdxxx;Data Source=model1;

 

 

ワーカープロセスの設定

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詳細

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監視対象のプロジェクトを示すショートカットのEAPファイルを作成します。

作成方法は次のいずれかとなります。

 

  1. 新規にテキストファイルを作成し、テキストエディタで接続文字列を入力します。入力後、拡張子をEAPに変更します。設定内容の形式は以下の通りです。
     
    EAConnectString:{modelname} --- ;Connect=Cloud=protocol:http,address:{servername},port:{port},user:{username},pwd:{password};Data Source={modelname};
     
  2. Enterprise Architectで対象のプロジェクトを開き、「名前をつけて保存」の機能でEAPファイルを作成します。

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実行用のバッチファイルを作成します。

新規にテキストファイルを作成し、内容を入力後拡張子をCMDに変更します。設定内容の形式は以下の通りです。filepathは、ショートカットのEAPファイルをフルパスで指定します。

"C:\Program Files\SparxSystems Japan\Pro Cloud  Server\Worker\EA.exe"

/cloudupdate:{seconds} "{filepath}"

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バッチファイルを実行します。

手順2で作成したファイルをダブルクリックし、プロセスが常駐し変更内容がWebEAに反映されることを確認してください。

問題無いようであれば、Windowsサーバの起動時にこのバッチファイルも自動的に動作するようにWindowsサーバ側で設定しておくと良いでしょう。