シミュレーションの概要

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シミュレーションの概要

 

Enterprise Architectでは、エディションによりさまざまなシミュレーション機能が利用できます。Enterprise Architectは、さまざまな種類のモデルを動的にシミュレーションする機能を提供しています。具体的には、以下のような機能が含まれます。下記の4つの機能は、すべてユニファイド版以上のエディションで利用できます。

 

 

上記の他、コーポレート版では、JavaScriptの文法で表記されたガードやアクションを解釈し、自動で動作させることができます。プロフェッショナル版では、手動でのシミュレーションのみが可能です。つまり、それぞれの状態やアクションにおいて、次にどの状態やアクションに遷移するかを手作業で指定することになります。振る舞いモデルに対して、「指でなぞる」ような形での確認の際に便利です。

 

システムエンジニアやテクニカルアーキテクトなどは、Enterprise Architectでのモデリングやシミュレーション作業をMATLAB・Octave・OpenModelicaなどと連携させることができます。JavaScriptエンジンのソルバークラスと広範な数学ライブラリにより、シミュレーション機能が大幅に拡張されています。

 

シミュレーションや一連のシミュレーションを実行した後、スクリプト連携のチャート要素を使用してシミュレーションの結果を表現することで、以下のようなことが可能になります。

 

注意:

SysMLのパラメトリック図の背景で右クリックすると「SysML | ダイアグラムのシミュレーション」という項目がありますが、この機能はバージョン14.0以前に提供していた機能を呼び出すためのものです。現在は過去のバージョンとの互換性のためにのみ残しており、サポートの対象外です。このヘルプでも詳細な説明はありません。

 

 

参考: