ドキュメント出力定義要素に対してXMLの生成

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ドキュメント出力定義要素に対してXMLの生成

ドキュメント出力定義要素は、WordやHTMLなどのドキュメントを生成するために利用する要素です。しかし、この要素に対して、モデルの内容を他のプロジェクトに移すためのXMLの生成・出力に利用することもできます。これにより、ドキュメント出力定義要素に指定したパッケージの内容のみをXMLファイルに出力し、他のプロジェクトで読み込むという活用ができます。モデル内に分散したいくつかのパッケージの内容を出力する場合に特に効果を発揮します。

 

ドキュメント出力定義要素を作成し、対象となるパッケージをモデルブラウザからドロップするまでの手順はドキュメントの生成時と同じです。生成を実行すると、その対象となるパッケージのEA独自形式のXMLを1つにまとめたファイルを生成します。このXMLファイルを、XMIファイルと同様に他のEnterprise Architectのプロジェクトに読み込むことができます。

 

準備の手順は以下の通りです。

  1. ドキュメント出力定義要素を作成する
  2. 対象のパッケージをモデルブラウザからドラッグし、ドキュメント出力定義要素にドロップする
  3. 必要に応じてパッケージの順序を変更する
  4. 要素を右クリックし、「ドキュメント | XMLファイルの出力」を実行する

 

 

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操作方法

1

「ドキュメント出力定義要素に対してXMLを出力」ダイアログが表示されますので、 [選択]ボタンボタンを押して出力対象のパスとファイル名を指定します。

2

生成ボタンを押すと、生成を実行します。

なお、生成される形式はEA独自形式のXMLファイルとなります。

3

XMLの生成を実行すると、ドキュメント出力定義要素に定義された対象パッケージを取得し、それぞれのパッケージから情報を取り込み、Native XMLファイルを生成します。出力状況は進捗欄に表示されます。

 

処理が完了後、閉じるボタンをクリックしてください。

 

出力したファイルは、他のプロジェクトに対して読み込むことができます。

 

 

注意:

  • セキュリティ(アクセス権)機能が有効の場合には、XMIの出力のアクセス権が必要です。
  • この機能で出力するXMLファイルはEA独自形式です。バージョン15.0より前のバージョンでは読み込むことはできません。
  • ユーザーオプションの「XMLに関する設定」グループにある「ログを出力」の設定が有効な場合には、ログを出力します。
  • 出力したファイルは「XMLファイルから読み込み」ダイアログで指定して読み込むことができます。
  • 出力したファイルを読み込むと、ドキュメント出力定義要素と同名のパッケージを生成し、その中に対象のパッケージのモデルを読み込みます。

 

 

参照: