実体関連図

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実体関連図

Enterprise Architectでの実体関連図

Enterprise Architectでの実体関連図はピーター・チェンによる表記法に基づいたモデルの作成が可能です。:エンティティは四角形で表示され、属性は楕円で表示されます。関連は菱形が付いた接続で表現されます。

 

 

さらに、Enterprise Architectの既存のデータベース設計に利用していたテーブル要素に関連して、実体関連図からテーブル要素を生成したり、テーブル要素から実体関連図を生成したりするMDA変換ルールを提供しています。

 

 

Enterprise Architectで利用できる機能

Enterprise Architectを利用することで、ピーター・チェンの実体関連図を簡単に作成することができます。具体的には、以下のような機能が利用できます。

 

 

さらに、実体関連図の内容をEnterprise Architectのテーブル要素に変換することができます。テーブル要素からは、DDLの生成が可能です。

 

 

実体関連図のツールボックス

実体関連図のツールボックスを利用するためには、メニューボタンから「実体関連図」を実行してください。以下の内容が利用できます。選択できない場合には、パースペクティブを切り替える必要があります。

 

 

 

ダイアグラム

典型的な実体関連図の例は次の通りです。:

 

 

タグ付き値

実体関連図の要素に設定するタグ付き値は次の通りです。:

対象

タグ付き値

内容

エンティティ

isWeakEntity

trueなら弱エンティティであることを示します。

属性

 

 

attributeType

以下の4種類から指定します。

  • normal 属性
  • primaryKey 主キー属性
  • multi-valued 多値属性
  • derived 派生属性

commonDataType

属性の型を定義します。Enterprise Architectの共通型で指定します。

dbmsDataType

属性ごとのDBMSの型を指定します。

 

注意:

独自の型を作成するためには、「プロジェクト」リボン内の「リファレンス」パネルにある「設定」ボタンを押し、データベースのデータ型の機能を実行してください。また、commonDataTypeタグを「na」に設定すると、dbmsDataTypeの内容が有効になります。

N項関連

isRecursive

true ならN項関連は多対多の再帰的な関連であることを示します。

1対多や1対1の再帰関連については、通常の関連を利用してください。

N項関連の菱形が、状況によっては伸びてしまう場合があります。このような場合に大きさを調整するには、接続の上でCtrl+クリックを実行して、「頂点」を追加してください。

関連

isWeak

true なら、弱関連であることを示します。

互いに素

重複

Participation

2つの値から指定します: 「partial」 と 「total」 が指定できます。

 

注意:

実体関連図はコーポレート版以上で利用できます。

 

 

参照: