グラデーションと背景

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グラデーションと背景

ダイアグラムとしてツール内で表示される内容について、見た目をさまざまな方法でカスタマイズすることができます。具体的には、色・要素やダイアグラムの背景をグラデーション表示・ページ境界の表現などを変えることができます。その他、ダイアグラムの背景として画像ファイルを指定して見た目を変えることもできます。

 

 

利用手順:

リボン

ホーム > 設定 > オプション > ユーザー > ダイアグラム > グラデーションと背景

キーボード

Ctrl + F9  | ダイアグラム | グラデーションと背景

 

 

ダイアグラムの背景とグラデーションの設定

項目

説明

ファイル

以下のいずれかで、ダイアグラムの背景に表示される画像ファイルを指定できます。

  • 任意の画像ファイルをフルパスで指定します。利用できる画像の種類は、JPEG・ビットマップ(BMP)・PNGです。
  • 「選択」ボタンを押し、ファイルを指定します。なお、「選択」ボタンを押した直後の既定の表示位置は、Enterprise Architectが提供するサンプル画像ファイルです。このファイルから選択することもできますし、他の画像を指定することもできます。

 

選択したファイルは、即時にダイアグラムの背景として利用されます。また、選択したファイルのフルパスが、以下のような形でテキストボックスに表示されます。

 

C:\Program Files\SparxSystems Japan\EA\BackgroundTiles\Aqua_03.jpg

 

画像を利用しない場合には、「削除」ボタンを押してください。

ダイアグラムの背景に画像を設定すると、ダイアグラムの内容を画像としてコピーしたりファイルに保存する場合に、その画像の内容も出力対象となります。ドキュメントの出力の場合には、画像ファイルの内容は出力されません。

背景

ドロップダウンリストから、ダイアグラムの背景色を指定することができます。ダイアグラムの背景として画像ファイルを指定している場合には、この項目は設定できません。

グラデーション

ダイアグラム内の背景のグラデーションの方向を指定できます。「none」を指定すると、単一色になります。

境界のスタイル

ダイアグラムの背景に表示され、印刷時の目安となる境界線について、その表示スタイルを変更することができます。以下のいずれかから選択することができます。

  • 実線 - 灰色の実線で表示されます。
  • 破線 - 灰色の破線で表示されます。
  • 破線+白線 - 破線の背景に、白色の太い実線も表示され、背景色によっては点線よりも目立つようになります。
  • 点線 - 灰色の点線(破線よりも線の部分が短い)で表示されます。
  • 点線+白線 - 点線の背景に、白色の太い実線も表示され、背景色によっては点線よりも目立つようになります。
  • 凹み - 境界の部分が凹んでいるような立体表示になり、他の項目よりもはっきりと境界がわかるようになります。

 

ダイアグラムの背景に表示される、ページの境界線を非表示にしたい場合には、ダイアグラムのプロパティダイアログの「ダイアグラム」グループにある、「ページ境界を非表示」の設定を変更してください。

要素の背景色

グラデーションの向き

要素に表示されるグラデーションの向きを指定します。「none」を指定すると、単一色になります。

グラデーションのスタイル

グラデーションのスタイルについて、単一方向のシンプルなグラデーション以外のスタイルを選択することもできます。

  • 「曲線」の2つのパターンは、要素の中央付近は指定した色で、要素の左右は薄い色になります。その中央付近と左右を分ける線が曲線で表示され、それぞれのパターンで分ける線の描画方法が変わります。
  • 「直線」の2つのパターンは、要素の中央付近は指定した色で、要素の左右は薄い色になります。その中央付近と左右を分ける線が直線で表示され、それぞれのパターンで分ける線の描画方法が変わります。

 

「<なし>」を選択すると、上記の「グラデーションの向き」で設定した内容に従って、単一方向のグラデーション表示となります。

内部

ドロップダウンリストから色を選択すると、要素の背景色を変更できます。なお、GUI画面要素およびノート要素には適用されません。

この設定と、オプションダイアログの「標準の色」グループにある要素の「内部」の色設定は同じです。ノート要素・画面要素は、このグループにある設定から変更できます。

また、色相・彩度・明度のスライダーを操作し、色を指定することもできます。これらの値を変更すると、この「色」のドロップダウンリストに表示されている色も更されます。

なお、この設定を変更すると、ダイアグラム内での表示も即座に更新されますので、ダイアグラムを開いた状態で、ダイアグラム内に大きい要素を配置しておくと、色の変化の確認が容易です。

色相

このスライダーを操作すると、色の色相を変化させることができます。0から255までの値をとります。

彩度

このスライダーを操作すると、色の彩度を変化させることができます。0から255までの値をとります。

明度

このスライダーを操作すると、色の明度を変化させることができます。0から255までの値をとります。0が黒・255が白に近い色です。

オプション

(要素のグラデーション表示を行わない場合、この設定項目の内容は利用されません。)

濃度

濃度のスライダーを動かすと、グラデーションが変化する部分について、その色味を変化させることができます。最も左(-50%)とすると、黒に近い色になります。スライダーを最も右(50%)に移動すると、白に近い色になります。

「既定値」のボタンを押すと、システムの既定の設定に戻ります。

範囲

範囲のスライダーを動かすと、グラデーションを表示する範囲を指定することができます。最も左(0%)にすると、グラデーション表示されなくなります。最も右(100%)にすると、要素の左端からすぐにグラデーション表示となり、右端(100%)までグラデーション表示されます。

「既定値」のボタンを押すと、システムの既定の設定に戻ります。

子要素はグラデーションしない

この項目にチェックを入れると、要素の中に配置される子要素は、背景色をグラデーションせずに単色で表示します。

閉じる

このボタンを押すと、変更内容を保存し、ダイアログを閉じます。

 

 

参照: