ルール条件の定義

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ルール条件の定義

ビジネスドメインモデルを作成する際には、ビジネスの用語やエンティティとなるクラスを定義し、それぞれのクラスの属性や操作を定義する必要があります。それぞれのクラスに追加した属性や操作のうちの一部は、ルールコンポーザーにてビジネスルールと関連づけ、ビジネスルールを具体的に定義することになります。

 

例えば、車のプロパティを定義する場合に、その車クラスの属性Typeの値としてはSmall, Medium, Largeの3種類があるというように定義し、それぞれの値がビジネスルールで定義されているレンタル料金と関係するように設定します。

 

 

利用手順:

コンテキストメニュー

ダイアグラムでルールタスク要素を右クリック | ルールコンポーザー

 

 

ルール条件

ルール条件となる変数を定義する手順は次の通りです。:

 

#

操作方法

1

ビジネスドメインモデルでは、このビジネスルールに関連する単語とその属性が定義されています。(例: Customer) モデルブラウザから対応するクラス要素の属性を、ルール条件の欄にドロップします。

 

注意:

  • 「ルール条件」の項目の入力時には、インテリセンス(入力支援)機能が利用できます。[Ctrl+スペース] キーを押すと、候補値が一覧で表示されます。
  • もし対象の属性が列挙型の場合には、選択可能な値として、列挙値が取り得る値が自動的に設定されます。この場合には、属性の詳細情報を設定する必要はありません。

2

属性に対して設定可能な値の範囲を指定します。

3

「設定可能な値/パラメータ」 のセルを右クリックします。

  • 属性に対しては、コンテキストメニューから 「設定可能な値の編集」 の項目を選択すると、設定可能な値の編集ダイアログが表示されます。
  • 操作に対しては、コンテキストメニューから「パラメータの編集」の項目を選択すると、パラメータの編集ダイアログが表示されます。 (手順5をご覧ください)

 

テキストボックスに設定可能な値を入力していきます。

この例では次の値を入力します。

  • <18
  • >18 and <50
  • >50

 

同様に、例えば IsValidLicense() 操作に対して、以下のような値を設定します。

  • True
  • False

4

保存ボタンを押してダイアログを閉じます。これで、ルール条件となる属性に対して設定可能な値が定義されました。

  • ここで設定した内容は、属性のプロパティダイアログの制約タブで確認することもできます。
  • ルール条件の変数が列挙型の場合には、対象の値を設定可能な値ダイアログで設定することはできません。

5

ルール条件が操作の場合には、渡すパラメータの値を指定することができます。

「設定可能な値/パラメータ」 の欄を右クリックし、パラメータの編集を選択してください。

パラメータの編集ダイアログが表示されます。パラメータのを設定し、OKボタンを押してください。

  • ルールの条件とし同じ操作を複数回配置した場合には、異なるパラメータで複数回呼び出すことができます。

6

さらに別の条件変数を追加するには、「No」の欄を右クリックして「行の追加」を選択します。 空の行が追加されます。

定義済みの行を削除するには、対象の行の 「No」を右クリックして「行の削除」を選択します。設定可能な値として定義した内容自身は削除されませんので、別のルールタスク要素に対して適用することもできます。制約を削除するには属性のプロパティダイアログを利用します。

7

条件の値がアクションやデシジョンを呼び出す場合には、それをルールアクションとして定義することもできます。

 

 

参照: