データベース接続の作成

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データベース接続の作成

データベースの接続の定義を保持するには、データベース接続要素を利用します。Enterprise Architectでは、以下の接続をサポートしています。

 

 

このうち、最初の3つはそれぞれの形式のファイルへのフルパスを指定します。直接接続を利用する場合は、設定するためのダイアログが表示されます。ODBCの接続を利用する場合には、Windowsの機能で作成した、マシンやユーザーに定義済みの接続を選択します。一度指定した形式を変更することはできません。

 

 

データベース接続要素を作成する

データベース接続要素は、ステレオタイプ <<database connection>> が付加された成果物要素です。データベースモデリングのツールボックスに含まれます。データベース要素の作成方法には、以下のような方法があります。

 

 

データベースビルダー内で作成する

#

操作方法

1

データベースビルダーを開きます。

2

既存のデータモデルを開くか、追加します。

3

接続パッケージを右クリックし、「新規にDB接続を追加」 を選択します。

4

名前を設定します。

5

要素をダブルクリックするか、右クリックメニューから詳細を設定できます。

データベース接続要素のプロパティダイアログが表示されます。

 

ダイアグラム内で作成する

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操作方法

1

データベースモデリング図を開きます。あるいは、ツールボックスのメニューボタンを押し、「データベースモデリング」を選択します。選択できない場合には、パースペクティブを切り替える必要があります。

2

データベース接続要素をダイアグラムにドラッグ&ドロップします。

データベース接続要素が作成されます。

3

要素をダブルクリックすると設定画面が表示されます。

 

 

データベース接続要素のプロパティ

項目

説明

DBMSの種類

対象のデータベースの種類を指定します。

  • MS Access形式
  • Firebird形式
  • SQLite形式
  • 直接接続
  • ODBC経由での接続

パスワードの保存チェックボックスは、ODBC経由での接続を選択した場合のみ操作できます。この項目にチェックを入れると、設定した内容についてパスワードも保存されます。チェックボックスの既定の状態はチェックが有効になっていて、パスワードが保存されるようになっています。パスワードの内容は暗号化して保存されますが、保存したくない場合にはチェックを外してください。

ファイル名 / DSN

MS Access形式・Firebird形式・SQLite形式の場合には、ファイルをフルパスで指定します。対象のファイルが存在している必要があります。

ODBC経由での接続を選択した場合には、利用するODBCの設定を選択します。

その他のスキーマ

ODBC経由の接続の場合には、「その他のスキーマ」欄がありますので、カンマ区切りでスキーマ名を入力することができます。スキーマ名を入力すると、その名前に一致する対象のみが読み込みの対象となります。この機能は、システムのための情報を持つOracleの場合に特に便利です。

OK

変更内容を保存します。

 

 

接続を削除する

接続が不要になったら、他の通常の要素と同様の方法でデータベース接続要素を削除できます。データベースビルダーから削除することもできます。

 

注意:

  • 複数人でプロジェクトを共有して作業を行う場合には、DSNの情報がない状態でデータベース接続要素を作成することで、複数の利用者間で共有しやすくなります。
  • データベース接続要素を作成後、作成時に指定したDBMSの種類を変更することはできません。

 

 

参照: