データベースビルダー

データベースビルダーは、Enterprise Architectで設計したテーブル定義と、実際のDBMS(データベース管理システム)とを連携させる際に便利なツールです。コーポレート版以上で利用できます。

データベースビルダーを利用すると、データベースモデリング図で定義したテーブルの定義やテーブル間の関係をツリー・一覧の形式で確認することができます。必要に応じて定義内容を修正することもできます。なお、データベースビルダーの内容は、データベースモデリング図で利用可能な、要素の位置・大きさ・色などの情報は考慮されません。

利用手順:

リボン	コード > データベース > データベースビルダー

データベースビルダーの画面は以下の内容で構成されています。

現在のプロジェクト内の、データベースに関係するパッケージのみが表示されるツリー
「列」タブからは定義済みのテーブルの列の詳細を参照できます。
「制約とインデックス」タブでは主キーや外部キーなどの制約の情報が表示されます。
「SQL」タブではSQLクエリを記述し、データベースに対して実行できます。
「データベースの比較」タブからはモデルとデータベースの内容を比較・マージできます。
「DDLの実行」タブからは、モデルの内容から自動生成したDDLをデータベースに対して実行できます。

データベースビルダーを利用すると、以下のことが可能になります。

データベースモデリング図で定義したテーブル要素などの内容の確認や修正
それぞれのテーブルに定義された制約(主キーや一意制約など)の内容の確認や修正
外部キーの情報の確認や編集
既存のデータベースの解析(リバースエンジニアリング)
設計内容からDDLを生成
設計内容とデータベース内の定義の比較
生成したDDLを、直接DBMSで実行してテーブルを生成
任意のSQLを実行し、結果を確認

注意:

データベースモデリング図で内容を変更した場合に、データベースビルダーの内容は即時に更新されません。パッケージを右クリックし「更新」を選択することで、最新の内容を表示します。
データベースビルダーの機能は、コーポレート版以上で利用できます。

参照: