プロジェクトの読み込み

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プロジェクトの読み込み

Enterprise Architectでは、Visual Studio, Mono, Eclipse, NetBeansのプロジェクトを指定し、そのプロジェクトで利用されているソースファイルを読み込むことができます。クラス図として可視化できるだけでなく、シーケンス図の自動生成機能など、Enterprise Architectが提供する機能の利用も容易になります。

 

 

利用手順:

リボン

コード > ソースコード > プロジェクト

 

 

Visual Studioのソリューションの読み込み

既存のVisual Studioのソリューションファイルを指定し、その中のプロジェクトを読み込むことができます。

 

 

Monoのソリューションの読み込み

Monoのソリューションの読み込みは、Visua Studioの場合と同じダイアログになります。ターゲットとして、 Linux か Windows を選択できます。

 

 

Eclipseのプロジェクトの読み込み

Eclipseの場合には、.projectのプロジェクトファイルとANTのビルド情報が解析対象です。クラス要素を作成するほか、ANTのビルド情報から動作解析の設定を作成します。JDWP (Java Debug Wire Protocol・サーバプロセスやAndroidアプリケーションに最適) か JVMTI (Java Virtual Machine Tools Interface・Javaのスタンドアロンアプリケーションに最適) のいずれかを選択できます。

 

 

NetBeansのプロジェクトの読み込み

NetBeansの場合には、NetBeans XMLプロ絵句とファイルとANTのビルド情報が解析対象です。クラス要素を作成するほか、ANTのビルド情報から動作解析の設定を作成します。JDWP (Java Debug Wire Protocol・サーバプロセスやAndroidアプリケーションに最適) か JVMTI (Java Virtual Machine Tools Interface・Javaのスタンドアロンアプリケーションに最適) のいずれかを選択できます。

 

 

プロジェクトの再読み込み

一度読み込んだプロジェクトは、プロジェクト側の内容の反映のために再読み込みできます。モデルブラウザ内で読み込んだパッケージを選択し、プロジェクトの再読み込みの項目を選択してください。

 

 

読み込みに関する設定

Visual StudioまたはMonoソリューションの読み込みを選択すると、Visual Studio ソリューションの読み込みダイアログが表示されます。以下の表の内容を参考に設定してください。

 

EclipseまたはNetbeansソリューションの読み込みを選択すると、読み込みのためのウィザードの開始画面が表示されます。各画面の指示に従って画面を操作します。

 

項目

説明

ソリューションファイルの選択 一覧

指定したソリューションに含まれるプロジェクトが表示されますので、対象となるプロジェクトを選択してください。

すべてのプロジェクトを選択するには [全て] ボタンを、プロジェクトの選択をクリアするには [なし] ボタンを使用することができます。

ソリューションファイルの選択ボタン

対象のファイルを指定します。

MonoソリューションファイルとVisual Studioソリューションファイルの拡張子は.slnです。

テスト実行を行う

この機能を実行すると、モデルの内容の変更が発生する読み込み処理を実行する前に、プロセスまたは出力にエラーがないかどうかをチェックすることができます。ログを表示ボタンをクリックして、動作結果のログを確認します。モデル内にクラス要素が作成(あるいは更新)されない以外は通常の読み込み動作となります。

マクロの定義がない場合に確認

(Monoソリューションでは利用できません)

C++言語の場合に、ソースコードの内容を解析する際に、マクロが利用されている場合には解釈できない場合があります。この項目にチェックを入れると、内容の解析に失敗した場合に、マクロの定義を追加するかどうかの確認メッセージを表示します。チェックを外すと、解析に失敗したソースは無視されます。

パッケージごとにダイアグラムを作成

この項目にチェックを入れると、パッケージごとにクラス図を作成し、そのパッケージ内に含まれるクラス要素およびインターフェース要素をクラス図に配置します。チェックを外すとクラス図の作成を行いませんので、読み込み処理時間の短縮につながります。

ファイルごとにパッケージを作成

このオプションを選択すると、ファイルごとに個別のパッケージを作成して、より細かい粒度で読み込みを実行します。

タイムスタンプキャッシュを利用

プロジェクトの再読み込みの場合のみ表示されます。

前回読み込んだ際の各ファイルのタイムスタンプを確認し、ファイルに変更がないようであれば読み込み処理を行いません。

読み込みに失敗したファイルを再テスト

プロジェクトの再読み込みの場合のみ表示されます。

前回読み込んだ際にエラーとなった各ファイルについて、再度ファイル読み込みを実行します。

動作解析の設定を追加

Visual Studioソリューションの場合、このオプションを選択すると、各ソリューション構成の動作解析の設定に加えて、各プロジェクト構成の動作解析の設定が生成されます。この動作解析の設定を使用すると、読み込みが完了した直後に、ソリューションに結びつくプログラムをビルドしデバッグすることができます。なお、Windowsチェックボックスを選択していない場合には、動作解析の設定は追加されません。

 

Monoソリューションの場合、このオプションを使用して Linux または Windows のどちらかを対象にすることができます。Linuxを選択した場合、Enterprise Architectが動作しているマシンがLinuxであること、プラットフォーム(JavaまたはMono)がインストールされていること、コンパイルされたプログラムがLinux上で動作していることが前提となります。

開始プロジェクト

この項目にチェックを入れてプロジェクトを指定すると、そのプロジェクトを既定のプロジェクトとし、デバッグや実行などの対象にします。

読込

このボタンを押すと読み込みを実行します。