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ソースコードの生成と読み込みとはモデル要素をソースコードに変更したり、ソースコードをモデル内に読み込んで新しい要素を作成したりすることにより、モデルとソースコードの状態を同期させる機能を指します。
Enterprise Architectでは、以下の種類に対しても、読み込みと生成を行うことができます。:
項目 |
説明 |
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ソースコードの生成 |
ソースコードの生成 は、フォワードエンジニアリングとも呼ばれます。 EAはUMLモデルの要素からソースコードを生成します。クラス要素やインターフェース要素の内容から、モデル内で定義された内容とできる限り同一となるソースコードを生成します。 具体的には、C, C++, C#, Delphi, Java, PHP, Python, Action Script, Visual Basic, VB.NETのソースコードが生成できます。このソースコードの生成では、UML内のクラスに対して、クラスの定義・変数と関数のスタブ(スケルトン)が対象になります。 ソースコードを参照するために、EAのソースコードサブウィンドウを使用することも可能です。
なお、ユニファイド版およびアルティメット版では以下の3つの振る舞い図からソースコードを生成できます。
コード生成テンプレートフレームワーク(CTF)を利用することによって、ソースコード生成内容をカスタマイズすることができます。また、EAがサポートしていない言語を生成することも可能です。その場合は、独自の言語のテンプレートを作成するが参考になります。 Enterprise Architectでは、XML関連のモデリング、すなわち XML スキーマ (XSD) や Web サービス(WSDL)のフォワードエンジニアリングやリバースエンジニアリングにも対応しています。 |
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ソースコードの読み込み |
ソースコードの読み込み では、既存のソースコードを読み込み、ソースコードの構造をUMLの表現にマッピングしてクラス図を生成します。 このことにより、UMLのモデルをコードと同期させ、最新の状態にすることも可能です。EAでソースコードの生成を行うことができるプログラム言語について、同期することが可能です。 |
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モデルとコードの同期 |
モデルとコードの同期とは、モデル内の変更をソースコードに反映するか、ソースコードの変更をモデルに反映するかの作業を指します。これにより、モデルとソースコードをプロジェクトの開発中一致させておくことができます。 |
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ラウンドトリップ |
ラウンドトリップエンジニアリングソースコードの読み込みと生成の組み合わせとして生じたものであり、ソースコードの生成と読み込みの最も些細な内容を除くすべてにおいて、ソースコードとモデル間の同期を含むべきものです。 EAにおけるラウンドとリップエンジニアリングで多くのことを得るためには、ソースコードの生成や読み込み時に使用するソースコードとモデルの変換ルールに精通する必要があります。 |
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MDAスタイルの変換 |
MDAスタイルの変換では、あるドメインから他へモデルの要素やフラグメントを変換するために十分なメソッドを提供しています。 このことにより、Platform-Independent Model (PIM)要素からPlatform-Specific Model (PSM)要素への変換が必然的に含まれます。変換は生産性における大きな後ろ盾となります。また、ある特定のドメインのために、クラス等の要素を手動で作成しストックしておく必要性を低減します。 例えば、永続的なPIMのクラスから生成されたデータベーステーブルなどがそれに当たります。EAには、Data ModelへのPIM、C#へのPIM、JavaへのPIM、XSDへのPIMといったような、いくつかの基本となる変換は含まれています。 |