問題 (バグ)要素はシステムやモデルに関係する、バグや問題についての情報を含むコメントです。現在のシステムで定義された要求と照らし合わせた結果、間違っている点ともいえます。Enterprise Architectでは要求を管理するのと同じ方法で、問題要素を作成し管理できます。

関係する要素については、実現の接続を利用して関連づけます。また、問題点を階層化する場合には集約の接続を利用します。
問題要素には状態を設定できます。設定した状態に応じた色が、要素の左端の領域に表示されます。
問題要素はほぼすべてのダイアグラムに配置できます。保守ダイアグラムは、問題要素の作成や管理・表示のための図です。カスタム図を利用できます。ツールボックスから要素を作成できるほか、既存の要素をモデルブラウザから配置できます。
ツールボックスを利用して問題要素を作成する
ツールボックスを利用して問題要素を作成するには:
| # | 操作方法 | 
| 1 | カスタム図を開きます。 | 
| 2 | ツールボックスのカスタムグループから、問題のアイコンをダイアグラム内にドロップします。 | 
| 3 | プロパティサブウィンドウで情報を入力します。表示されていない場合には、Ctrl+2で表示できます。 (参考:プロパティサブウィンドウ、保守項目の作成) | 
新規要素の追加ダイアログの利用
| # | 操作方法 | 
| 1 | モデルブラウザ内のパッケージを右クリックします。 | 
| 2 | 「要素の追加」 を実行します。要素の追加ダイアログが表示されます。 | 
| 3 | 「種類」 として、ドロップダウンリストから「問題」を選択します。ドロップダウンリストに「問題」が含まれていない場合には、「分類」横の「選択」ボタンを押して「拡張 > 保守」グループを指定してください。 | 
| 4 | 名前を入力します。 | 
| 5 | 作成ボタンを押します。 | 
| 注意: | 
| 問題要素の右上に「I」の文字を表示し、問題要素であることを明確にできます。この文字の表示設定は、ユーザーのオプションダイアログの「要素」グループにある「カスタム要素を区別する記号を表示」で設定できます。チェックを入れると表示されます。 | 
参照: