EMX/UML2ファイルの読み込み

IBM社のRSA(Rational Software Architect)では、ある1ルート以下に複数のモデルを追加できます。これらのモデルは相互参照可能です。

しかし、RSAでは全体のルートを1つのファイルとして保存できません。RSAは分割したEMXファイルとして、各モデルを保存します。このことは、相互参照するEMXファイルはもう片方のEMXファイルの要素を参照するので、自己完結できないということを意味しています。

1つのEMX/UML2ファイル、または複数のEMX/UML2ファイルを読み込むオプションがあります。このオプションによって、関連するファイルのグループを選び、それらを一緒に読み込めます。その結果、異なるファイル間の相互参照を保つことが可能です。

利用手順:

対象のパッケージをモデルブラウザで選択した後、以下の操作を実行して下さい。

リボン	生成・入出力 > モデルの入出力 > 読み込み > EMX/UML2

EMX/UML2ファイルの読み込みダイアログの内容は以下の通りです。

項目	説明
パッケージ	読み込み先となるパッケージの名前が表示されています。もし、希望するパッケージと異なる場合には、ボタンを押して変更できます。
ディレクトリ	参照ボタンを押すと、対象のEMX/UML2ファイルの選択ダイアログが表示されます。ファイルを選択し、「参照」ボタンをクリックしてください。いくつかのファイルを選択するには、Ctrl+クリックまたはShift+クリックを使ってください。
選択されたファイル	対象のファイルが一覧形式で表示されます。
ログを出力	ログを出力するかどうかを指定します。ログファイルは、ファイルが読み込まれたディレクトリに import.log という名前で保存されます。
読込	読み込みを実行します。
閉じる	このダイアログを閉じます。
ヘルプ	ヘルプを表示します。
進捗	読み込み状況が表示されます。

注意:

セキュリティ(アクセス権)機能が有効の場合には、XMIの読み込みのアクセス権が必要です。