BPMNのシミュレーション

BPMNシミュレーションは、BPMNビジネスプロセス図の動作を可視化し、検証するために利用できます。現在実行されているすべてのアクティビティと次に実行される可能性のあるアクティビティを視覚的に示すことで、モデル化したプロセスの潜在的な問題の発見を支援できます。

BPMNモデルのシミュレーションは、UMLの振る舞い図のシミュレーションと似ていますが、BPMNは以下の点が異なります。

利用する要素が異なる(たとえば、UMLのデシジョン要素の代わりにゲートウェイ要素を使用する)
プロパティサブウィンドウに表示される、要素の種類を問わない共通の属性ではなく、接続や要素が持つ「タグ付き値」に設定されたスクリプトで動作する
スクリプトはJavaScriptで記述される

BPMNのシミュレーションに関する作業

項目

内容

シミュレーション対象のモデルを作成する

シミュレーションの実行のために、開始点・処理の流れ・条件などが定説になっているBPMNモデルを作成する必要があります。

UMLのシミューレション機能との違いを理解する

シミュレーション機能としては同一ですが、UMLの(特にアクティビティ図の)シミュレーション機能とは異なる点があります。

注意:

BPMNのシミュレーション機能は、ユニファイド版以上のエディションで利用できます。

参照: