System Cの追加情報

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System Cの追加情報

この言語は、ユニファイド版とアルティメット版で利用できます。ソースコードの読み込みと生成をラウンドトリップして設計開発を進めることができます。

 

EAがSystemCのソースコードを生成あるいは読み込みする場合に特別に利用する情報は次の通りです。

 

 

ステレオタイプ

ステレオタイプ

適用先

対応

delegate

操作

委譲(delegate)を示します。

enumeration

内部クラス

enum型であることを示します。

friend

操作

friendの操作であることを示します。

property

操作

プロパティ定義であることを示します。

sc_ctor

操作

SystemCのコンストラクタであることを示します。

sc_module

クラス

SystemCのモジュールであることを示します。

sc_port

属性

ポートであることを示します。

sc_signal

属性

シグナルであることを示します。

struct

内部クラス

struct あるいは unionであることを示します。

 

 

タグ付き値

タグの名前

適用先

対応

kind

属性 (ポート)

ポートの種類を指定します。

(clocked, fifo, master, slave, resolved, vector)

mode

属性 (ポート)

ポートのモードを示します。 (in, out, inout)

overrides

操作

操作の宣言の上書きであることを示します。

throw

操作

対象の操作で発生する例外を示します。

 

 

その他

SystemCのコード生成や読み込みでは、C++で定義されているステレオタイプやタグ付き値の多くが利用可能です。

 

 

ツールボックスのSystemCページ

ツールボックス内のアイコンをダイアグラムにドロップすることで、SystemCのモデルを作成できます。

分類

項目

SystemC 要素

Module

SystemCのモジュールの定義に利用します。

sc_moduleのステレオタイプが付加されたクラスが配置されます。

SystemC 特性

Port

SystemCのポートを定義します。

sc_port-のステレオタイプが付加された属性です。

 

 

利用手順:

下記のいずれかの方法でツールボックスを表示し、SystemCの内容に切り替えます。

リボン

モデル > ダイアグラム > ツールボックス

キーボード

Ctrl + Shift + 3

その他

ダイアグラム上部の領域にある   ボタンを押すとツールボックスを表示できます。

 

 

注意:

ハードウェア記述言語(HDL)を利用する場合には、MDGテクノロジー「システムエンジニアリング」を有効にする必要があります。このMDGテクノロジーは、ユニファイド版およびアルティメット版で利用できます。ただし、インストール直後の状態では有効になっていません。利用するための手順については、サポート窓口にお問い合わせください。

 

 

参照: