カンバンの概要

<< 目次を表示 >>

ページ位置:  プロジェクト管理 > カンバン >

カンバンの概要

Enterprise Architectでは、いくつかの種類のカンバンと、便利なモデルパターンを提供します。カンバンは、シーケンス図など一部の種類を除くどの種類のダイアグラムにも定義できますが、既定のカンバンを利用し、必要に応じてカスタマイズするという方法もあります。

 

 

利用手順:

カンバンに関するダイアグラムや要素が利用できない場合には、リボンから「アドイン・拡張 > MDGテクノロジー > 設定」を実行し、「カンバン」を有効にして下さい。

リボン

アドイン・拡張 > MDGテクノロジー > 設定

 

 

カンバンの種類

Enterprise Architectでは次の3つの既定の種類を利用することができます。これらのカンバンを作成する場合には、ダイアグラムの追加ダイアログにおいて、分類として「カンバン」を選択して下さい。

 

ダイアグラムの種類

説明

基本

この種類のダイアグラムには、以下のレーンが含まれます。

  • Low
  • Medium
  • High
  • Critical

 

このダイアグラム内のカンバンは、要素の優先度と結びついています。要素を移動すると、移動先に合わせてプロパティの値は自動更新されます。

バックログ

この種類のダイアグラムには、以下のレーンが含まれます。

  • Backlog
  • Queue
  • In Progress
  • Done

 

このダイアグラム内のカンバンは、要素のプロパティやタグ付き値との結びつけはありません。

イテレーション

この種類のダイアグラムには、以下のレーンが含まれます。

  • Queue
  • In Progress
  • Test/Review
  • Done

 

このダイアグラム内のカンバンは、要素のフェーズと結びついています。要素を移動すると、移動先に合わせてプロパティの値は自動更新されます。

完全

この種類のダイアグラムには、以下のレーンが含まれます。

  • Ready for Release
  • Staging
  • Production
  • Done

 

このダイアグラム内のカンバンは、要素のフェーズと結びついています。要素を移動すると、移動先に合わせてプロパティの値は自動更新されます。

 

 

カンバンのモデルテンプレート

いくつかのモデルテンプレートも利用できます。具体的には、次の3つのモデルテンプレートを利用することができます。

モデルテンプレート

説明

1ステージのワークフロー

1ステージのワークフローのモデルテンプレートには、カンバンが1つ含まれます。このカンバンには、次のレーンが設定されています。

Backlog, Queue, In Progress, Test/Review, Done,  Deploy

 

これらのレーンは要素のフェーズに結びついています。

2ステージのワークフロー

2ステージのワークフローのモデルテンプレートには、カンバンが2つ含まれます。

  • Backlogのカンバンには、Low, Medium, Criticalのレーンが配置されています。これらのレーンは、要素の優先度と結びつけられています。
  • Developmentのカンバンには、Queue, In Progress, Test/Review, Done,  Deploy のレーンが配置されています。これらのレーンは、要素のフェーズと結びつけられています。

 

また、それぞれのカンバンの右端には、別のカンバンに移動する際に便利な要素が配置されています。カンバンに配置されている要素をこの要素にドロップし、「ダイアグラムに移動」を選択することで、別のカンバンに要素を簡単に移動することができます。また、「ダイアグラム内に配置」を選択した場合には、リンク先のカンバンにも同じ要素を配置します。

3ステージのワークフロー

3ステージのワークフローのモデルテンプレートには、カンバンが3つ含まれます。

  • Backlogのカンバンには、Low, Medium, Criticalのレーンが配置されています。これらのレーンは、要素の優先度と結びつけられています。
  • Developmentのカンバンには、Queue, In Progress, Test/Review, Done,  Deploy のレーンが配置されています。これらのレーンは、要素のフェーズと結びつけられています。
  • Ready for Releaseのカンバンには、Ready for Release, Staging , Productionのレーンが配置されています。これらのレーンは、要素のフェーズと結びつけられています。

 

また、それぞれのカンバンの右端には、別のカンバンに移動する際に便利な要素が配置されています。カンバンに配置されている要素をこの要素にドロップし、「ダイアグラムに移動」を選択することで、別のカンバンに要素を簡単に移動することができます。また、「ダイアグラム内に配置」を選択した場合には、リンク先のカンバンにも同じ要素を配置します。