トラブルシューティング

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トラブルシューティング

Proクラウドサーバ内のフローティングライセンスについて何らかの問題が発生した場合には、ログファイルに記録されます。ここでは、フローティングライセンスに関連して発生し記録されるエラーについて説明します。また、原因や対策についても説明します。

 

 

フローティングライセンスの設定に関する問題

問題

説明

利用者がフローティングライセンスのグループを利用できない

指定したユーザーIDとパスワードを正確に入力しているにもかかわらず、Enterprise Architectの利用者がグループを利用できない場合があります。

 

可能性のある原因:

  • Proクラウドサーバの設定でライセンスキーが設定されていないか期限切れで、Proクラウドサーバとして動作していない
  • もし、グループに対して利用可能な製品の設定として誤った内容がある場合、グループ全体が利用できなくなります。この場合には、ログファイルに問題となっている行番号が明示されます。

HTTPSで通信していない

Proクラウドサーバのフローティングライセンスは、HTTPSを使うことが必須です。

 

可能性のある原因:

  • Enterprise Architect バージョン14.0以降を利用する

Enterprise Architectの設定画面からの「テスト」が成功しない

Proクラウドサーバとの通信ができない状態です。

(参考:Proクラウドサーバの設定)

 

可能性のある原因:

  • Proクラウドサーバがインストールされていない
  • Proクラウドサーバのサービスが起動していない
  • Proクラウドサーバが、指定したポートでHTTPS通信を行っていない
  • Proクラウドサーバに通信が可能なネットワーク環境ではない
  • ファイアウォールなどで、サーバとの通信ができない

 

 

フローティングライセンスの管理ツールを利用中に発生する問題

問題

説明

キーファイルが開けない

設定ファイル (SSProCloud.config) の FLOATLIC_PATH で指定された位置で、キーファイルが開けない場合や書き込みができない場合には、エラーになります。

 

設定が正しいかどうか、およびProクラウドサーバのサービスが指定された位置に読み書きのアクセス権があるかどうか確認してください。

管理ツールからサーバに接続できない

管理ツールからフローティングライセンスのサーバに接続できない場合には、以下の原因が考えられます。

 

可能性のある原因:

  • Proクラウドサーバがインストールされていない
  • Proクラウドサーバのサービスが起動していない
  • Proクラウドサーバが、指定したポートでHTTPS通信を行っていない
  • Proクラウドサーバに通信が可能なネットワーク環境ではない
  • ファイアウォールなどで、サーバとの通信ができない
  • Proクラウドサーバの設定でライセンスキーが設定されていないか期限切れで、Proクラウドサーバとして動作していない
  • 「ssflsgroup.config」 で指定されたユーザーID・パスワードに一致しない
  • 利用しているユーザーIDのグループが 「IsManager=true」 となっていない
  • もし、グループに対して利用可能な製品の設定として誤った内容がある場合、グループ全体が利用できなくなります。この場合には、ログファイルに問題となっている行番号が明示されます。

キーファイルのパスが指定されていない

設定ファイル (SSProCloud.config) の FLOATLIC_PATH でキーファイルの位置が指定されていません。

FLOATLIC_PATHでキーファイルを示すパスを指定してください。なお、キーファイルは、ProクラウドサーバのWindowsサービスプロセスから読み書き可能なアクセス権が設定されている必要があります。

キーファイルが破損している

FLOATLIC_PATH で指定された位置のキーファイルの内容が適切でないか、破損している場合には利用できません。

バックアップがある場合にはバックアップから戻します。ない場合には、一度キーファイルを削除し、再度ライセンスキーを管理ツールから設定してキーファイルを作り直します。

キーファイルを移動した

FLOATLIC_PATH で指定するキーファイルは、作成したマシン・環境でのみ利用できます。他のフローティングライセンスのサーバに移動して利用することはできません。

なお、RAID環境の場合には、状況によってはこのような移動された判定となる場合があります。可能であれば、RAID環境ではないドライブにキーファイルを保存してください。

 

 

Enterprise Architectの利用中に発生する問題

問題

説明

チェックアウトの失敗: 利用できるキーがない

対象の製品はライセンスサーバに登録されていますが、他の利用者が利用しているため利用できるキーがない状況です。

この状況になる場合は、ライセンスキーが不足している状況が考えられます。製品の追加購入をご検討ください。

チェックアウトの失敗: 対象の製品が登録されていない

対象の製品はライセンスサーバに登録されていません。該当製品のライセンスキーをサーバから削除したことが考えられます。

対象の製品の利用を中止し、ライセンスを取得しないように設定してください。

チェックインの失敗: 対象のキーがない

利用中のライセンスキーがライセンスサーバに登録されていないか、チェックアウトしたライセンスサーバと異なるライセンスサーバにチェックインしようとしています。
(ライセンスの利用中にライセンスサーバを変えることはできませんので、通常はこうしたことは発生しません。ライセンスサーバを名前で指定し、DNSで返される情報が変わっているなどの状況が考えられます。)

 

Enterprise Architectの利用中にライセンスサーバの状況が変わることのないようにしてください。