外部ツールとの連携

<< 目次を表示 >>

ページ位置:  プロジェクトの作成と管理 > Proクラウドサーバ > 有料ライセンスで利用できる機能 >

外部ツールとの連携

Proクラウドサーバを利用することで、外部ツールのデータをEnterprise Architectのモデルに統合することもできます。Proクラウドサーバの統合機能によって、戦略目標・要求事項・実装・ワークパッケージ・構成項目などのエンティティを含む、様々なツールの要素を関連付けたモデルを作成することができます。Enterprise Architectはこれらの項目そのものを保持管理するのではなく、関係を保持することで、結果的にコンテンツを一つのリポジトリに集め、項目の関連付けを可能にします。

 

Proクラウドサーバを利用している場合には、Enterprise Architectのプロジェクトと、以下のようなさまざまなツールの情報とを結びつけることができます。

 

 

 

それぞれのツールと連携させるためには、Proクラウドサーバ側で事前に設定が必要です。詳細はProクラウドサーバのヘルプ「インストールと設定」をご覧ください。

いくつかの連携ツールについては、それぞれ手順を紹介する説明ページがありますので、合わせてご覧ください。

(参考:Jiraとの連携)

 

一覧で外部連携ツールの項目を選択すると、その項目の情報がサブウィンドウに表示されます。プロパティと値の情報はプロパティサブウィンドウに表示され、説明とコメントはノートサブウィンドウに表示され、ディスカッションまたは投稿はレビューとディスカッションサブウィンドウに表示されます。たとえば、外部連携ツールとしてJiraを利用し、ユーザーストーリーを表示している場合、Priority:MediumなどのJiraのユーザーストーリーのプロパティがプロパティサブウィンドウに表示され、ストーリーの説明がノートサブウィンドウに表示され、ディスカッションの内容はレビューとディスカッションサブウィンドウに表示されます。

 

ディスカッションなどの一部の情報は、連携ツールによっては使用できない場合があります。使用可能な場合、Enterprise Architectの利用者が情報を簡単に理解できるようにします。Enterprise Architect以外のツールに移動したり、ベンダー固有の用語に取り組む必要なく、複数の外部ツールの情報をまとめて参照できます。Enterprise Architectは幅広い種類のツールからの情報を、作成済みの様々なアーキテクチャモデルの要素に関連付けることができます。あるいは、これらの外部ツールの情報をEnterprise Architect内で視覚化するためのダイアグラムを作成することもできます。

 

どの場合の連携でも、外部ツールでのデータとEnterprise Architectの要素を結びつけることができます。外部ツールの連携のビューでは、そのツールに登録されている情報を取得し、一覧として表示します。このビューからは、以下のような操作が可能です。

 

 

Enterprise Architect バージョン14.1からは、クラウドサーバ以外のプロジェクトでも、これらの外部ツールとの連携機能が利用できるようになりました。ただし、外部ツールとの連携の機能・通信自体はProクラウドサーバで行いますので、Proクラウドサーバ自体が不要になるということはありません。

 

 

利用手順:

リボン

アドイン・拡張 > ツール > 外部ツール連携

外部ツールと結びついている要素を確認するには:

アドイン・拡張 > ツール > 外部ツール連携 > 連携要素を表示

コンテキストメニュー

モデルブラウザやダイアグラム内で、既に結びつけされている要素を右クリックし、

  • アドイン・拡張 > 結びつく外部ツールの情報

 

 

詳細:

項目

説明

Proクラウドサーバの設定

それぞれの外部ツールと連携する場合には、事前にProクラウドサーバ側に連携のためのプラグインの設定が必要です。1つのProクラウドサーバで、複数の外部ツールのサーバと接続することも可能です。(例: 複数のJiraサーバに接続する)

(参考:インストールと設定)

認証

外部ツール側で認証が必要な場合には、Enterprise Architectからの利用時にダイアログが表示され、それぞれの利用者は認証が必要となります。外部ツールによってはWebブラウザが起動し、Enterprise Architectとの連携を許可するかの確認画面が表示されます。

あるいは、ユーザーIDなどのIDとパスワードを入力するダイアログが表示される場合もあります。設定した内容は暗号化してプロジェクト内に保存されます。その内容は、該当のユーザーのみが利用できるものとなります。

外部ツールのデータの参照

外部ツールのデータの構成は階層的に表示されます。実際の表示形式は外部ツールに依存します。

(参考:外部データの参照)

データのプロパティ

一覧で外部ツールのデータを選択すると、そのデータのプロパティが表示されます。このプロパティで表示される内容は、それぞれの外部ツールとの連携プラグインで定められています。

(参考:外部データの詳細)

Enterprise Architectの要素との結びつけ

外部ツールのデータとEnterprise Architectの要素を結びつけることができます。一般的には«ExternalReference» のステレオタイプが付加されますが、他のステレオタイプを利用することもできます。

WebEAのリンクの追加

WebEAへのリンクを追加することもできます。これにより、WebEAのページを外部ツールから簡単に開くことができます。

一覧で外部ツールのデータを右クリックし、「WebEAのリンクをデータに追加」を選択すると、外部ツールのデータに、結びついている要素のWebEAでのリンクを追加します。

なお、外部ツールによっては、こうしたリンクを保持する仕組みがない場合があります。その場合には、コメントなどに追加するなど、別の方法で情報を追加します。

オプションで、WebEAのURLに関する設定を正しく行っているかどうか、確認してください。

(参考:クラウド)

設定

それぞれの外部ツールには、そのデータとEnterprise Architectの要素のプロパティをやりとりする既定のルールが定義されています。このルールは必要に応じてカスタマイズすることができます。

セキュリティ(アクセス権)の機能が有効になっている場合には、「外部データの設定」のアクセス権が必要です。

トラブルシューティング

正しく動作しない場合、以下の情報が役に立ちます。

  • 何か問題が発生した場合には、出力サブウィンドウにその内容が表示されます。
  • Proクラウドサーバのログファイルにも、問題等の情報が出力されます。

 

注意:

  • この機能は、Proクラウドサーバおよび有料ライセンスが必要です。
  • この機能はコーポレート版・ユニファイド版・アルティメット版で利用できます。
  • 複数の項目を選択して操作した場合、選択した全ての項目に適用されます。
  • WebEAへのリンクについては、WebEAのURLが適切に設定されていることが必要です。(参照:クラウド)