GMLアプリケーションスキーマの生成

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GMLアプリケーションスキーマの生成

アプリケーションスキーマは、一般的には組織・業界・地理情報の専門家によって作成されます。Enterprise Architectのコラボレーション機能を利用することで、共同でのモデルの作成を支援します。GMLのダイアグラムやツールボックスを利用してモデルを作成し、必要な要素や接続を作成したら、そのモデルからGMLに準拠したアプリケーションスキーマを自動生成できます。このアプリケーションスキーマには、ユーザーのコミュニティが関心を持つフィーチャー型が定義されます。例えば、旅行業界向けのアプリケーションでは、教会・展望台・海岸線・キャンプ場・モニュメント・名所・博物館・道路出口ランプなどのフィーチャー型を定義します。これらのフィーチャー型は、GML規格で定義されたプリミティブ型を参照します。

 

GMLのモデルを作成したら、その内容からGML アプリケーションスキーマファイルを生成することができます。

 

 

利用手順:

リボン

アドイン・拡張 > 異なる形式での入出力 > GML > GML アプリケーションスキーマの生成

コンテキストメニュー

モデルブラウザ | <<ApplicationSchema>>のステレオタイプが付加されたパッケージを選択し、 アドイン・拡張 | GML | GML アプリケーションスキーマの生成

 

 

GML アプリケーションスキーマファイルの生成ダイアログ

項目

説明

対象パッケージ

対象のパッケージの名前です。このパッケージには<<ApplicationSchema>>のステレオタイプが付加されています。

ディレクトリ

出力先となるディレクトリを指定します。

GMLバージョン

出力するGMLのバージョンを指定します。現在のバージョンでは、3.3と3.2.1が選択できます。

XMLエンコード

出力するXMLファイルの文字コードを指定します。

要素とプロパティの可視性を
無視する

この項目にチェックを入れると、すべてのクラス・属性関連端 がアプリケーションスキーマの生成対象となります。チェックを外した場合には、Publicの項目のみが生成対象になります。

(参考:詳細)

スタイルシート

(任意)

生成内容をファイルに保存する前に適用するXSLスタイルシートがある場合には、指定します。

この項目でスタイルシートを選択する場合には、事前にモデルブラウザ内のリソースタブで利用するスタイルシートを読み込んでおいて下さい。

アプリケーションスキーマ

対象のパッケージに含まれる、すべてのアプリケーションスキーマパッケージが表示されます。

詳細を確認した場合には、対象のパッケージを選択して下さい。

チェックを外したGMLアプリケーションスキーマパッケージは出力対象から外れます。

パッケージの詳細

<<ApplicationSchema>>パッケージに含まれる個々のパッケージと、<<Leaf>>のステレオタイプを持つパッケージについて、出力先となるファイル名を指定します。

ファイル名を指定するためには、該当するパッケージ名をダブルクリックして下さい。パッケージの詳細ダイアログが表示されますので、詳細な設定内容を指定して下さい。

 

項目

説明

パッケージ

対象のパッケージの名前です。

ステレオタイプ

パッケージに設定されたステレオタイプの名前です。

ファイル名

<<Leaf>>のパッケージの場合には、ファイル名を指定できます。参照 () ボタンを押して、xsdファイルを指定して下さい。

指定するファイルのパスは、<<ApplicationSchema>>パッケージの出力先と一致しなければなりません。

名前空間

<<Leaf>>パッケージの場合には指定が必要です。対象の名前空間の名前を指定します。

名前空間のプレフィックス

<<Leaf>>パッケージの場合以外には指定が必要です。対象の名前空間に付加されるプレフィックス(接頭辞)を指定します。

 

  • 「ファイル名」として指定した値は、パッケージのタグ付き値 「xsdDocument」 として保存されます。
  • 「名前空間」として指定した値は、パッケージのタグ付き値 「targetNamespace」 として保存されます。
  • 「名前空間のプレフィックス」として指定した値は、パッケージのタグ付き値 「xmlns」 として保存されます。

生成

アプリケーションスキーマファイルを生成します

表示

生成したアプリケーションスキーマファイルを表示します。

閉じる

このダイアログを閉じます。

ヘルプ

このヘルプページを表示します。

 

注意:

  • <<CodeList>>が付加されたクラスのタグ付き値 「asDictionary」 を 「true」 に設定した場合には、ディレクトリとして指定された場所に、別ファイルとして出力します。ファイル名はCodeList_<クラス名>.xml になります。
  • Enterprise Architectのインストールディレクトリにある、Configディレクトリ内のGMLディレクトリには、GMLStereotypes.xmlというファイルがあります。このファイルの内容を編集することで、標準的なGMLステレオタイプの別名を設定することができます。GMLアプリケーションスキーマの生成時には、この別名の内容が考慮されます。
  • 関連クラスはGML 3.3に固有です。GML 3.2.1で生成する場合には、関連クラスを構成する、関連とクラスは別々の内容として出力されます。

 

 

参照: