要求

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要求

プロパティダイアログ

ダイアグラム内で新規に要求要素を作成した場合や要求要素をダブルクリックした場合には、以下のようなプロパティダイアログが表示されます。

(ALTキーを押しながらダブルクリックした場合には、Enterprise Architectの標準の動作になります。新規に要求要素を作成した場合に表示するかどうかはオプションで設定できます。)

 

ダイアログは、閉じた位置を保存し、次回の表示時にはその位置に表示します。Shiftキーを押しながらダブルクリックした場合には、保存している情報を無視して初期位置で表示します。

 

 

 

 

このプロパティダイアログの内容は以下の通りです。SysMLの要求要素をプロファイルで拡張した場合にもこのプロパティダイアログは表示されますが、拡張した要素のメタタイプが指定されていない場合にはSysMLの要求要素としての扱いとなります。

項目

説明

名前

要求の名前を入力します。

種別

要求の種別を設定します。

ID

要求のIDを入力します。

 

自動ボタンを押すことで、IDを自動入力することができます。

  • 対象の要求にが別の要求(親要求)の子要素の場合や、対象の要求にネスト(包含)でつながる親要求がある場合、その親要求にIDが設定されていれば、その内容を元にIDを設定します。例えば、親要求のIDがREQ001.2で、他につながる要求がない場合、REQ001.2.1が設定されます。REQ001.2.1が既にある場合には、REQ001.2.2が設定されます。
    親要求がない場合には、Enterprise Architectの「自動カウンター」機能の設定情報を利用して設定します。「自動カウンター」機能の設定がない場合、エラーメッセージが表示されます。
  • Enterprise Architectの「自動カウンター」機能を利用して設定する場合には、要求要素に対してIDの設定を行う必要があります。(ただし、「有効」のチェックを入れてしまいますと、要求の名前に対して自動カウンターが適用されてしまいます。チェックを入れないでください。)
  • 既にIDの欄に入力されている内容がある場合には、内容を上書きすることはできません。

 

以下の図はEnterprise Architectでの自動カウンター設定例です。「プロジェクト」リボン内の「リファレンス情報」パネルにある「設定」ボタンを押し、「自動カウンター」で設定できます。「有効」のチェックボックスにチェックが入っていない点に注意してください。

追加のステレオタイプ

要求要素に追加のステレオタイプを設定する場合に入力します。複数のステレオタイプを指定する場合には、カンマ区切りで設定して下さい。右端にある ボタンを利用し、モデル内で利用されている他の要求要素のステレオタイプを選択して指定できます。

Text

要求の説明を入力します。複製(Copy)の関係がある場合には、編集できません。

Risk, Source, verifyMethod

要求の種類によっては、これらの値の設定が可能です。要求の種類を変更すると、入力欄が表示あるいは表示にになります。

独自の属性

要求の独自の属性を設定します。設定した内容はidやtext等と一緒にダイアグラム内に表示されます。この独自の属性は、Enterprise Architectのタグ付き値として保存されます。

定義済みの属性を削除する場合には、独自の属性の設定ダイアログで、削除する属性の「値」の内容をすべて削除して保存してください。

 

id,textなどの保持する情報の表示

要求要素をSysMLの要求図に配置した際に、id・textなど、保持する情報を表示させることができます。

 

 

この表示がされていない場合に表示するためには、以下の設定を行います。なお、idやtextの値が指定されていない場合には、以下の設定を行っても表示されません。

 

 

 

その他の区画の表示

要求要素に対して、satisfiedByやrefinedByなどのいくつかの区画を表示することができます。これらの区画は条件を満たす場合でも、要求要素に対する個別の表示設定が必要です。詳細は「表示内容(区画)の調整」 のページをご覧下さい。