ブロック

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ブロック

ブロック要素にはさまざまな区画を表示することができます。Enterprise Architectでは、区画に表示される内容は、以下のような条件・操作で表示できます。

 

なお、区画に文字列として表示されるためには、該当の要素がダイアグラム内に配置されていないことが必要です。例として、以下の図で、左側の要素が持つポート要素Port1をダイアグラムから削除(Deleteキー)すると、右の要素のように区画として表示されます。

 

→ ポート要素をダイアグラムから削除 →

 

注意:

いくつかの区画については、既定値で「非表示」になっています。表示する場合には明示的に表示するように設定を行う必要があります。詳細は「表示内容(区画)の調整」のページをご覧下さい。

 

主な区画と、その表示方法です。SysMLのバージョンにより利用できる区画は変わります。ブロック以外の要素でも、区画を表示できる要素については同じ条件で表示できる区画があります。

区画

表示方法

adjunct

ブロック要素の子要素として、ステレオタイプ<<adjunctProperty>>を持つプロパティ要素を保持します。

bound references

ブロック要素の子要素として、ステレオタイプ<<BoundReference>>を持つプロパティ要素を保持します。

constraints

要素のプロパティダイアログの「制約」タブで情報を設定します。あるいは、ブロック要素の子要素として、制約プロパティ要素を保持します。

directed features

ブロック要素の子要素として、ステレオタイプ<<DirectedFeature>>を持つプロパティ要素を保持します。

flow ports

ブロック要素の子要素として、ステレオタイプ<<flowPort>>を持つポート要素を保持します。

flow properties

ブロック要素の子要素として、ステレオタイプ<<flowProperty>>を持つプロパティ要素を保持します。

full ports

ブロック要素の子要素として完全ポートを保持します。操作方法の詳細は 「ブロックにポートを追加」 をご覧ください。

owned behaviors

ブロック要素の子要素として振る舞い要素を保持します。

parameters

制約ブロック要素の子要素として、プロパティ要素を保持します。

participants

ブロック要素の子要素として、参加者プロパティ要素を保持します。

parts

ブロック要素の子要素として、コンポジションの接続と結びつくプロパティ要素を保持します。2つのブロック要素間にコンポジションの接続を作成してください。

ports

ブロック要素の子要素としてポート要素を保持します。操作方法の詳細は 「ブロックにポートを追加」 のページをご覧ください。(他の区画に表示されないポートはこの区画に表示されます。)

properties

ブロック要素の子要素としてプロパティ要素を保持します。操作方法の詳細は 「ブロックにプロパティを追加」 のページをご覧ください。(他の条件を満たす場合、他の区画に表示されます。)

proxy ports

ブロック要素の子要素として代理ポートを保持します。操作方法の詳細は 「ブロックにポートを追加」 のページをご覧ください。

references

ブロック要素の子要素としてプロパティ要素を保持し、プロパティ要素のプロパティの「参照」を「true」に設定します。操作方法の詳細は 「ブロックにプロパティを追加」 のページをご覧ください。

values

ブロック要素の子要素として、プロパティ要素を保持し、そのプロパティ要素の型としてバリュー型要素を指定します。

<<stereotype>>

ブロック要素の子要素として、ステレオタイプの設定されたプロパティ要素を保持します。(他の区画に表示されない要素が対象)

他の要素との関係

allocatedFrom, allocatedTo, master, refinedBy, refines, satisfiedBy, satisfies, traceTo, tracedFrom, verifiedBy, verifies

それぞれ、他の要素と対応する種類の接続を保持し、その接続先の要素が対象の図に配置されていない場合に表示可能になります。これらの区画は明示的に表示するように設定しない限り、表示されません。「表示内容(区画)の調整」のページもご覧ください。

 

 

区画の表示・非表示

配置したブロックに表示される区画は、必要に応じて表示・非表示を切り替えることができます。詳細は「表示内容(区画)の調整」をご覧下さい。