ダイアグラムのコピー

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ダイアグラムのコピー

Enterprise Architectでは、既存のダイアグラムをコピー(複製)することができます。ダイアグラムの貼り付けダイアログで選択できる貼り付け時の処理には、以下の3通りがあります。

 

コピー元のダイアグラム内に配置されている要素とコピー先のダイアグラム内に配置される要素は同じ要素となります。つまり、どちらかの図で要素の名前などを変更した場合には、他の方の図でも反映されます。
ただし、テキスト・ノート・ハイパーリンク・ライフライン・オブジェクトなど、Enterprise Architectとして図に固有の要素として判断される要素については、常に異なる要素として生成・配置されます。

 

コピー元のダイアグラム内に配置されている要素を、別の要素として新規生成し、コピー先のダイアグラム内に配置します。
ただし、「ダイアグラム内の要素のみ複製して配置」の場合には、ダイアグラム内に配置された要素が子要素や付属要素を持ち、それらの要素が対象のダイアグラム内に配置されていない場合には、その要素は複製しません。この点を除けば、「全ての要素を複製して配置」の方法と同じです。

 

なお、既存のダイアグラムを、別のパッケージに移動させることもできます。モデルブラウザ内で、対象のダイアグラムをドロップし、移動先となるパッケージにドロップしてください。なお、SysMLのダイアグラムなど、パッケージを示すダイアグラムフレームが表示されている場合には、ダイアグラムを移動させることはできません。一時的にフレームを非表示に設定して移動し、その後再表示させてください。

 

 

利用手順:  

コンテキストメニュー

モデルブラウザ内で対象のダイアグラムを右クリックし、コピー | ダイアグラムのコピー を選択後、以下のいずれかを実行

  • モデルブラウザ内でパッケージを右クリックし、 貼り付け | ダイアグラム
  • モデルブラウザ内で要素を右クリックし、 貼り付け | ダイアグラム

キーボード

ダイアグラムをコピーした後に:

  • 親となるパッケージをモデルブラウザで選択 > Ctrl+V
  • 親となる要素をモデルブラウザで選択 > Ctrl+V

 

 

詳細:

項目

説明

名前

新しく作成するダイアグラムの名前を入力します。

貼り付け時の処理

ダイアグラム内の要素の扱いを指定します。

  • コピー元の要素をそのまま配置
  • ダイアグラム内の要素のみ複製して配置
  • 全ての要素を複製して配置

OK

このボタンを押すと、コピーを実行します。

「貼り付け時の処理」で選択した内容に応じて貼り付けを実行します。対象の要素間の接続についても、指定した処理方法に応じて処理します。

 

 

注意:

  • コーポレート版以上でセキュリティ(アクセス権)機能が有効になっている場合には、ダイアグラムのコピーには「ダイアグラムの管理」のアクセス権が必要です。
  • 貼り付け先として、要素を指定することもできます。要素の子ダイアグラムとして作成されます。
  • コピー元の要素をそのまま配置した場合、貼り付け先のダイアグラムで要素のプロパティ(名前など)を変更すると、その変更はコピー元のダイアグラムにも反映されます。
  • 要素を新複製して配置する場合には、貼り付け先のダイアグラムで要素のプロパティを変更しても、元のダイアグラムの要素には影響しません。
  • パッケージ要素は、常にコピー元の要素をそのまま配置の扱いになります。

 

 

参照: