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独自のSBPIサービスは、Enterprise Architectのスクリプトやアドインが呼び出すことができるユーザー定義のプラグインで、その応答を利用してリポジトリのデータを操作することができます。独自のSBPIプラグインは、Enterprise ArchitectからRepository.CallSBPIのメソッドを利用して呼び出すことができます。

 

サービスに要求できることや、Enterprise Architectに返せることの範囲は限定されません。例えば、作成するSBPIサービスで、サードパーティのサービスから情報を収集する要求に応答し、Enterprise Architectのスクリプトに返すことができます。他にも、OSLCの呼び出しによってモデルデータ自体に対して処理を実行したり、モデルデータに対して独自の処理を実行したりすることも考えられます。

 

 

メリット

• 任意のリクエストとレスポンスを許可できます。
• 一度設定した内容について、スクリプトやアドインから呼び出すことができます。
• 動作期間やリクエストの転送はProクラウドサーバで自動処理できます。
• C++やC#のいずれかで言語で作成できます。

 

 

概要

独自のSBPIサービスのプラグインを作成するには、ゼロから始めるか、Pro クラウドサーバにインストールされているサンプルを元に変更することができます。

 

Proクラウドサーバをインストールする際に、インストールする機能の選択としてSBPIサービスのサンプルをインストールするように選択してください。インストールディレクトリ内の「SBPI Examples\ExampleServicePlugins」にサンプルプログラムがインストールされます。既定のパスの場合は以下の位置になります。

 

C:\Program Files\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\SBPI Examples\ExampleServicePlugins

 

なお、SBPIのサンプルはデフォルトではインストールしない設定になっていることに注意してください。すでにProクラウドサーバを、SBPIのサンプルなしでインストールしている場合は、再インストールを行うか、インストーラの「変更」オプションを使用してSBPIのサンプルだけを追加することができます。

(参考:Proクラウドサーバのインストール)

 

プラグインは、C++またはC#で記述することができます。

 

サンプルはVisual Studio 2017を使用して書かれていますが、他のIDEを利用することもできます。

 

独自のSBPIサービスのプラグインは、ISBPIServicePlugin.h(C++の場合) またはISBPIServicePlugin.cs（C#の場合）に含まれるISBPIServicePluginで定義されたインターフェースを実装する必要があります。

 

プログラム作成時の基本的な処理の流れは以下の通りです:

• ユーザーがEnterprise Architect内で、CallSBPIのAPIを介してサービスプラグインからの情報を必要とするアクションを実行する
• プラグインが要求を受け取る
• プラグインは要求を解析し、必要な処理を実行する (例えば、サードパーティのサービスを呼び出す・プログラムを実行する・ProクラウドサーバにOSLCの呼び出しを行うなど)
• プラグインは、提供されているコールバック関数を介してEnterprise Architectに応答を送信する
• Enterprise Architectはコールバックのデータを受け取り、スクリプトやアドインで利用する

 

 

インターフェース

 

 

参照:

• Repository