分類子の関係からオブジェクトの分類子の指定

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分類子の関係からオブジェクトの分類子の指定

インスタンスの図を作成する場合に、Enterprise Architectでは分類子の関係からインスタンスオブジェクトの分類子を推測・設定できる機能があります。

例えば、クラスAはクラスB・クラスC・クラスDの3つのクラスと関係を持っているとします。このような場合にクラスAのインスタンスとしてオブジェクト1を作成します。このオブジェクト1と関係を持つ別のオブジェクトを作成する場合に、クラスB・クラスC・クラスDのいずれかを分類子として指定することができます。

 

 

 

 

利用手順:

分類子が指定されているオブジェクトと未指定のオブジェクトの間に作成されている関連が対象です。

コンテキストメニュー

既存の関連を右クリックし、追加設定 | インスタンスの分類子を指定

キーボード

既存の関連を選択 : Ctrl + L

 

 

項目

説明

分類子の名前

対象の要素に関係する分類子間に存在する関連の名前が表示されます。名前が設定されていない場合には、「<名前なし>」と表示されます。

関係

対象の分類子間に存在する接続の種類が絵で表示されます。表示されている関係のいずれかを選択すると、そのターゲット側の分類子が、オブジェクトの分類子に設定されます。

<なし>を選択すると、分類子の設定を解除できます。

<ソース> 役割

分類子間の関連について、ソース要素側の関連端名(役割名)を表示します。多重度の値により複数の選択肢がある場合には、関連づける名前を指定します。例えば、多重度が1..4であれば、4つの選択肢が表示されます。

多重度が指定されていなかったり、多重度の上限が*の場合には、関連端名(役割名)のみが表示されます。

<ターゲット> 役割

分類子間の関連について、ターゲット要素側の関連端名(役割名)を表示します。多重度の値により複数の選択肢がある場合には、関連づける名前を指定します。例えば、多重度が1..4であれば、4つの選択肢が表示されます。

多重度が指定されていなかったり、多重度の上限が*の場合には、関連端名(役割名)のみが表示されます。

OK

ソースとターゲット側の役割を指定した後にこのボタンを押すと、以下の処理が行われます。

  • 対象の2つのオブジェクト間に関連が作成されます。
  • 指定された分類子がオブジェクトに設定されます。

 

もし、「<なし>」を選択した場合には、関連は作成されますが、オブジェクトに分類子は指定されません。

キャンセル

このボタンを押すと、処理を中断します。関連の作成時に表示された場合には、関連は作成されません。

また、クイックリンクでオブジェクトと関連を同時に作成した場合には、オブジェクトも作成されません。

 

注意:

要素の作成時にプロパティダイアログが表示される設定になっている場合には、接続の作成時に要素のプロパティダイアログが表示されます。この場合には、必要な情報を入力後、OKボタンを押して下さい。上記の選択のための画面が表示されます。

 

 

参照: