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分類子をサポートする要素では、ダイアグラム内で右クリックしてコンテキストメニューを表示し、「追加設定 | インスタンスの分類子を指定」 を選択することで分類子を割り当てることができます。
この機能を実行すると、その要素に対して分類子を設定することができます。
分類子の指定ダイアログは下の図です。このダイアログを利用することで、分類子を指定することができます。
これを実行した場合、オブジェクトの名前は "Object : Customer" のように表示されます。例えば、山田太郎という名前の人クラスのオブジェクトは "山田太郎 : 人" のように表示されます。
オブジェクトに分類子が定義されている場合の挙動
オブジェクトの(右クリックで表示される)コンテキストメニューの「属性・操作と付属要素」以下では「属性」 および 「操作」の項目が表示されます。
これらの項目を選択すると、分類子の属性あるいは操作のサブウィンドウが表示されます。実行時にはオブジェクトはクラスのインスタンスであることを認識しておくことは重要です。一般的には、オブジェクトではなく、分類子に対して適切な属性および操作を指定します。
シーケンス図でオブジェクトに分類子を指定した場合には、メッセージを追加するときに利用可能なメッセージを含むドロップダウンリストには、選択したオブジェクトではなく、分類子に関連したメッセージが含まれています。
これにより、シーケンス図のオブジェクトとクラスを関連付けることができ、実行時のモデルの実際の振る舞いをモデルするのにクラスの定義済みの振る舞いを利用することができます。
また、状態遷移のメッセージを選択することもできます。シーケンス図内の要素と同じルールが適用されます。
メッセージサブウィンドウでは、分類子が親の分類子から継承している操作もメッセージとして選択可能であることに注意してください。
オブジェクトに分類子を関連づける
オブジェクトはさまざまな方法で、分類子と関連づけることができます。先に分類子を作成して、その分類子からインスタンスを作成する方法だけでなく、先にオブジェクトを作成した後に、分類子を定義して関連づけることもできます。
項目 |
説明 |
分類子をダイアグラムに配置する |
モデルブラウザから既存の分類子をダイアグラムにドロップすると、要素の貼り付けダイアログが表示されます。このダイアログの「動作の選択」でインスタンスを選択することで、分類子と関連づけられたオブジェクトを配置することができます。 分類子がプロパティ要素を保持している場合には、そのプロパティ要素も配置することができます。 |
インスタンスに分類子を関連づける |
ダイアグラム内のオブジェクトを右クリックし、 「追加設定 | インスタンスの分類子を指定」 を選択します。 (ショートカットキー: Ctrl+L) 分類子を指定すると、その指定した分類子のインスタンスになります。 |
分類子の関係から、インスタンスの分類子を指定する |
分類子は、通常は他の分類子との関係を持ち、全体の構造を形作っています。
もしあるオブジェクトに関係する分類子が指定されていて、そのオブジェクトと別のオブジェクト(分類子は関連づけられていない)との間に関係がある場合には、分類子間の関係から該当のオブジェクトの分類子を指定することができます。以下は例です。
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参照: