BPMNモデルの作成

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BPMNモデルの作成

シミュレーション用のモデルを作成する際には、以下の3つの方法のどれを採用するかを決める必要があります。

 

 

 

シミュレーションを実施するためのBPMNモデルの作成の手順

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操作方法

1

BPMN2.0のBPEL図あるいはBusiness Process図を作成します。BPEL図を選択した場合には、ツールボックスの内容がBPEL生成に対応した項目のみになります。

(参照:ダイアグラムの新規作成)

2

シミュレーションの開始位置を明示するために、Start Eventを配置することをお勧めします。Start Eventの種類が選択できますが、シミュレーションの実行には影響しません。Start Eventが存在しない場合には、入力フローのないActivity要素が実行開始位置になります。

3

対象のプロセスに関係するActivity要素を配置していきます。Task Typeに設定できる内容は、シミュレーションの動作には影響しません。Activityの振る舞いとして、Activity TypeSub-ProcessEmbedded・CallActivityに選択することで、別の図の内容を呼び出すことができます。Standard Loopも利用できます。

4

要素間にSequence Flowを追加します。BPELプロパティダイアログでは該当のフローを辿る条件を設定できます。Condition TypeDefaultに設定することで、他のフローの条件が満たされない場合に辿るように設定することもできます。BPEL図を利用していない場合には、conditionExpression および conditionType の値を設定してください。

5

シミュレーションが終了する場所を明示するために、End Event を追加します。Event Typeの指定が可能ですが、Terminateを指定した場合には、実行中の全てのスレッドのシミュレーションが終了します。それ以外の種類の場合には、該当のスレッドのみ終了します。

6

必要に応じて、初期処理を追加するために動作解析の設定を追加することもできます。プラットフォームとして、BPMNが選択されていることを確認してください。

 

注意:

シミュレーション対象のパッケージとは別のパッケージに含まれるアクティビティをシミュレーションに含まれるためには、以下のいずれかの情報の追加が必要です。

  • パッケージインポートの接続を、シミュレーション対象のダイアグラムが含まれるパッケージから、呼び出したいアクティビティ要素が含まれるパッケージに向かって作成する
  • 依存の接続を、シミュレーション対象のダイアグラムが含まれるパッケージから、呼び出したいアクティビティ要素に向かって作成する

 

 

参照: