Ada 2012の追加情報

Ada 2012は、ユニファイド版とアルティメット版で利用できます。

Enterprise ArchitectはAda 2012のラウンドトリップ開発に対応しています。ソースコードを生成あるいは読み込みする場合に特別に利用する情報は次の通りです。

ステレオタイプ

タグ付き値

タグ	適用先	対応
Aspect	ステレオタイプ typedef のある内部クラス操作	Aspectの指定です。 (サブプログラム 'invariant' のサブタイプ 'predicate' の事前条件や事後条件)
InstantiatedUnitType	ステレオタイプ typedef の内部クラス	インスタンス化されたユニットの型です。 (Package / Procedure / Function)
IsAccess	操作のパラメータ	パラメータがアクセス変数かどうかの指定です。
IsAliased	操作のパラメータ	パラメータが別名かどうかの指定です。
Discriminant	ステレオタイプ typedef のある内部クラス	型の判別式です。
PartType	ステレオタイプ typedef の内部クラス	パート型です。 (renames あるいは new)
Type	ステレオタイプ typedef の内部クラス	値が SubType の時にはサブタイプです。値が Access の時にはアクセス型です。

その他

対応するファイルはAdaのファイル(拡張子 .ads)のファイルです。
Ada 2012はパッケージ定義を<<adaPackage>>クラスか、通常のクラスとして読み込みます。オプションで指定します。
Adaファイル内のパッケージは、タグレコードがある場合にはクラスとして読み込まれます。名前はオプション設定によって決まります。タグレコード内の属性はクラスの属性に対応します。
プロシージャ・ファンクションは、第1引数がオプション「参照パラメータのスタイル」「参照パラメータ名を無視」で指定した条件に合致する場合、クラスの操作に対応します。
「タグレコードの参照を定義」のオプションが有効になっている場合には、参照型のクラスを生成します。名前はオプションの参照型の名前で決まります。

生成例:

HelloWorld.ads

package HelloWorld is

type HelloWorld is tagged record

Att1: Natural;

Att3: Integer;

end record;

-- Public Functions

function MyPublicFunction (P: HelloWorld) return String;

procedure MyPublicFunction (P1: in out HelloWorld; AFlag: Boolean);

private

-- Private Functions

function MyPrivateFunction (P: HelloWorld)return String;

procedure MyPrivateFunction (P1: in out HelloWorld; AFlag: Boolean);

end HelloWorld;

注意:

ハードウェア記述言語(HDL)を利用する場合には、MDGテクノロジー「システムエンジニアリング」を有効にする必要があります。このMDGテクノロジーは、ユニファイド版およびアルティメット版で利用できます。ただし、インストール直後の状態では有効になっていません。利用するための手順については、サポート窓口にお問い合わせください。

参照: