Enterprise Architect 14.0/14.1の新機能のご紹介
ここでは、Enterprise Architectの最新版であるバージョン14.0/14.1の情報をお知らせします。
バージョン14.1は、バージョン14.0で強化された機能の調整・改善やバグ修正が中心です。2018年9月12日にリリースいたしました。
バージョン14.0の主な強化ポイント
バージョン 14.0での主な強化ポイントを3つご紹介します。それ以外の強化ポイントの概要につきましては、以下のPDFドキュメントをご覧ください。
Enterprise Architect14.0/14.1機能ガイド
そのほかにも、多数の細かい機能強化・バグ修正が含まれます。
プロパティサブウィンドウの大幅な強化
従来のバージョンのプロパティサブウィンドウは要素のみが対象で、またその内容は要素の種類によらず一律の内容でした。このサブウィンドウを大幅に強化しました。
要素だけでなく、次の画像のように、接続(関係)・ダイアグラムなど他の種類についてもプロパティの参照と編集が可能になりました。同じプロパティサブウィンドウですが、対象の項目によってウィンドウのタイトルと内容が変わります。
ダイアグラム内での操作性の改善
ダイアグラム内での操作性についても見直し、さまざまな改善を行いました。一例として、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)の位置づけを見直し、ドキュメント生成やソースコード生成などの機能の呼び出しの項目を削除することで、メニューの数を減らし、操作性を改善しました。
また、以前より提供している配置アシスト機能 (ダイアグラム内で要素を配置する際に他の要素と位置を合わせる機能) について、位置合わせの対象となる要素・境界線を視覚的に表示するように改善しました。
なお、既定の設定でこの配置アシスト機能が有効になります。
SysMLに関連する強化
SysMLの最新バージョンである1.5に対応します。なお、バージョン13.5まででSysML1.4を利用しているモデルは、自動的にSysML1.5として扱われます。
(SysML1.4とSysML1.5は共通の定義となり、SysML1.4として利用することはできません。)
また、要求図など今まで対応していなかったダイアグラムについても、ダイアグラムにおいてフレーム(枠)を表示するようになりました。
機能ガイド
Enterprise Architect14.0/14.1機能ガイド
.NETフレームワーク 2.0〜3.5を利用しているアドインについてのお知らせ
バージョン14.0では、Enterprise ArchitectのAPIを利用するためのファイルであるInterop.EA.dllにも変更が行われ、.NETフレームワーク 2.0〜3.5を利用しているアドインはバージョン14.0(以降)ではそのままでは動作しません。
対処方法は下記の「Enterprise Architect14.0/14.1機能ガイド」の末尾に記載しておりますので、.NETフレームワーク 2.0〜3.5で作成したアドインをご利用している方はぜひご覧ください。