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SysPhS仕様には、プラットフォームに依存しないコンポーネントライブラリの定義があります。このライブラリは2つのコンポーネントグループで構成されています。シグナルフローと物理的なインタラクションです。このコンポーネントライブラリは、モデリングの基礎となるものであり、SysPhSモデルで参照するために、作業中のモデルにこのライブラリが含まれている必要があります。
SysPhSの仕様に沿ったでシミュレーションを行うためには、モデルテンプレートから2つのSysPhSライブラリのうち利用するものを読み込む必要があります。
これらのライブラリは、モデル内に作成した複数のSysPhSモデルがある場合、兼用して使用できます。モデル内に読み込んだ後、そのパッケージへの参照をそれぞれのSysPhSモデルに設定する必要があります。
ライブラリを読み込む手順は次の通りです。
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操作方法 |
1 |
ライブラリを読み込むパッケージを作成します。 |
2 |
作成したパッケージをモデルブラウザ内で選択します。 |
3 |
パースペクティブでSysMLを選択します。 (Enterprise Architectの画面右上の |
4 |
ダイアグラム・モデルテンプレートの追加ダイアログが開きます。(ショートカットキー: Ctrl+Shift+M) |
5 |
左側の一覧で、フィルタの欄に 'SysPhS' と入力し絞り込みます。 |
6 |
'SysPhS Library' を選択します。 |
7 |
「テンプレートの読込」ボタンを押します。 |
これにより、選択したパッケージにライブラリが読み込まれます。
SysPhSを使用するSysMLシミュレーションのモデルでは、ブロック定義図を含むパッケージから、読み込んだライブラリパッケージへの参照が必要です。これを設定するには、ライブラリのパッケージをインポートの接続で、対象のパッケージ(多くの場合は、ブロック定義図のダイアグラムフレーム)と結びつけます。
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操作方法 |
1 |
ブロック定義図を作成します。ダイアグラムの背景に表示されるフレームは、ダイアグラムが含まれるパッケージをフレームの形で表現したものです。 |
2 |
SysPhSのライブラリパッケージをモデルブラウザからブロック定義図にドロップします。 |
3 |
配置形式を選択するためのメニューが表示されますので、パッケージ要素を選択します。 |
4 |
ブロック定義図の親パッケージを示す、ダイアグラムの背景のフレームの左上の領域を右クリックし、「選択可能」を選択します。 |
5 |
ツールボックスを、SysMLの共通要素グループに切り替えます。 ツールボックスのタイトル直下にあるメニューボタンを押し、「SysML1.5 共通要素」グループを選択します。 |
6 |
「インポート」の選択をクリックし、フレームの左上の領域から、ドロップしたSysPhSのパッケージへドラッグ&ドロップし、インポートの接続を作成します。 |
7 |
ダイアグラムを保存します。 |
次の図は、インポートの接続を作成した例です。
参照: