パースペクティブ

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パースペクティブ

パースペクティブとはEnterprise Architectで利用できるさまざまな記法について、利用する記法とパターンを選択しやすくするための仕組みです。Enterprise Architectのウィンドウの右上にある「すべてのパースペクティブ」ボタンから、パースペクティブを切り替えることができます。パースペクティブを切り替えるとスタートページのテンプレートの追加タブが開き、モデリングを開始する際に役立つモデルテンプレートをすぐに利用することができます。

 

パースペクティブの概要は以下の通りです。:

 

Enterprise Architectの既定のパースペクティブとして、多数のパースペクティブが13のグループに分けられて登録されています。この中から選択して利用することもできますし、必要に応じて独自にパースペクティブを作成して適用することもできます。

 

 

概要

Enterprise Architectでは、バージョンが上がるにつれて利用できる記法が増えてきました。そのため、自分が利用したい記法がすぐに見つからなかったり、利用する必要のない記法が表示されたりする問題がありました。この問題の解決に役立つのがパースペクティブの機能です。利用する記法に関する情報のみが表示されるようになり、また、必要に応じてすぐに切り替えることができます。

 

モデルテンプレートでは、パースペクティブで指定された内容に基づいて利用できるテンプレートが表示されます。自分が作成しようとしているモデルの内容に近いテンプレートがあれば、そのテンプレートを活用することで効率よくモデリングを開始することができます。

 

 

パースペクティブを適用すると、利用できるモデルテンプレートおよびダイアグラムの新規作成時の選択肢・ステレオタイプの選択肢などが適用した内容に応じて絞り込まれます。モデルテンプレートの適用時やダイアグラムの作成の画面には、パースペクティブを切り替えるためのボタンもあり、簡単に切り替えることができます。

 

パースペクティブを設定し利用するMDGテクノロジーを限定しても、他の有効なMDGテクノロジーは引き続き有効で、既存のモデルの描画などで利用されます。この点が、MDGテクノロジー自体を無効にする方法とは異なる点です。例えば、BPMNモデルとSysMLモデルが1つのプロジェクト内に含まれている場合に、BPMNのパースペクティブを選択することで、ダイアグラムの新規作成時などにはBPMNのダイアグラムのみが選択可能となります。しかし、既存のSysMLダイアグラムを開いた場合には、その内容は適切に描画されます。

 

さらに、独自のパースペクティブセットを定義することで、自分が利用するパースペクティブのみに絞り込んで利用することができます。異なるパースペクティブに所属する記法を切り替えて利用するような状況では、独自のパースペクティブセットを定義すると効率的です。

 

なお、パースペクティブセットやリボンの定義は、セキュリティ機能のグループと結びつけることができます。グループと結びつけることで、それぞれの利用者の立場に応じた適切な記法・機能が利用可能になります。

 

必要に応じて、利用可能な既存のパースペクティブを絞り込むこともできます。パースペクティブを切り替えて利用する場合には、利用しないパースペクティブを表示させないことで、選択が容易になります。

 

パースペクティブに関する個々の機能の詳細は、それぞれのヘルプページをご覧ください。

 

 

既定のパースペクティブ

Enterprise Architectでは、いくつかの既定のパースペクティブを提供しています。一例は次の通りです。:

 

詳細は「パースペクティブの切り替え」のページをご覧ください。

 

 

パースペクティブのカスタマイズ

既定のパースペクティブの他に、独自のパースペクティブを定義して利用することもできます。それぞれの利用者ごとに、利用する記法をパースペクティブとして定義できます。例えば、BPMNとSysMLの両方を利用できるような独自のパースペクティブを定義し、利用することができます。

 

 

詳細は「独自のパースペクティブの定義」のページをご覧ください。

 

 

参照: