サービス

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サービス

Enterprise Architectでは、リモートでのプログラムの実行やデバッグを支援するための仕組みがあります。Enterprise ArchitectをLinux環境で実行している場合に、Linuxのシェルスクリプトを実行したりLinuxのプログラムをデバッグする際に支援するための仕組みです。サテライトサービスは動作解析の設定を支援し、エージェントサービスはデバッグを支援します。

 

 

利用手順:

リボン

動作解析 > ツール > サービス

 

 

サテライトサービス

サテライトサービスは、動作解析の設定に従って実際に動作するマシン側を担当するサービスです。Wineを経由せず、直接Linux環境でプログラムを実行するための仕組みです。Enterprise Architectのリボンから設定できるほか、Linuxのシェルからも実行できます。

 

 

Linuxシェル

Enterprise Architectが利用するシェルはbashです。利用するシェルを変更するには、 'wine regedit' を実行し、以下のレジストリの値を設定してください。

 

HKEY_CURRENT_USER\Software\Sparx Systems\EA400\EA\Options
(64bit: HKEY_CURRENT_USER\Software\Sparx Systems\EA64\EA\Options)

 

設定内容

 

シェルのパスは "/bin/bash" のように指定します。

 

 

パーミッション

Linux環境では、サービスプログラムが適切なパーミッションを持っているかどうか確認する必要があります。プログラムはEnterprise Architectのインストールディレクトリ内の " VEA/x86/linux" です。このディレクトリに含まれるファイルが実行権限を持っているかどうか確認してください。

 

 

注意:

この機能は、ユニファイド版およびアルティメット版で利用できます。

 

 

エージェントサービス

エージェントサービスは、Enterprise ArchitectのGDBデバッガのデバッグセッションを管理します。このサービスにより、Linuxプログラムをデバッグすることが可能となります。Enterprise Architectのリボンから設定できるほか、Linuxのシェルからも実行できます。

 

 

サービスのメニュー

項目

説明

サービスの動作状況

サービスの動作状況を別のタブで表示します。

サテライトサービス

サテライトサービスの開始

サテライトサービスを開始します。動作解析の設定で指定したポートで通信を待ちます。

サテライトサービスの停止

サテライトサービスを停止します。

サテライトサービスの状態の確認

サテライトサービスが実行中かどうか確認します。

エージェントサービス

エージェントサービスの開始

エージェントサービスを開始します。動作解析の設定で指定したポートで通信を待ちます。

エージェントサービスの停止

エージェントサービスを停止します。

エージェントサービスの状態の確認

エージェントサービスが実行中かどうか確認します。

コード分析サービス

開始

設定ファイルの内容を読み込み、定義されているサービスを実行します。また、設定ファイルにないサービスが起動している場合には終了させます。実行される条件は次の通りです。

 

  1. 設定ファイルにサービスの記載がある
  2. status:ONになっている

停止

実行中の全てのサービスを停止させます。

設定ファイルの編集

対象の設定ファイルを選択し、Enterprise Architectのテキストエディタでそのファイルを開きます。一度設定ファイルを開くと、その位置は内部に記憶され次回からは指定の必要はありません。

起動時に自動開始

Enterprise Architectの起動時に'status:ON'のサービスを自動起動します。

 

 

動作状況は出力サブウィンドウに表示されます。

終了時に自動終了

Enterprise Architectの終了時に起動しているサービスを終了させます。