サブジェクト(境界)

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サブジェクト(境界)

サブジェクト(境界)要素はユースケースが適用される分類子を明確にするために利用されます。論理的に関係する要素を、視覚的にまとめる場合に便利です。(設計モデルとしては関係を持ちません。) また、クリップボードから画像を貼り付けの機能を利用した場合にも、この要素がダイアグラム内に配置されます。

 

UMLの仕様では、ユースケースに関連して説明があります。これは、ユースケース図において、対象のシステムやソフトウェアの範囲(境界)を示すために利用されることが多いことが理由です。主な利用方法は以下の通りです。

 

 

サブジェクトと分類子を結びつけ、アクターとユースケースを関連で結ぶことで、そのユースケースがアクターによって利用されることを示します。

 

 

サブジェクト要素には、境界線のスタイルや名前などを設定したり、内部を自由に区切ったりすることができます。また、透過度を変更することもできます。 この設定の詳細は「サブジェクト(境界)要素の設定」をご覧下さい。

 

 

ツールボックスのアイコン

 

 

注意:

  • サブジェクトには別の画像を貼り付けて利用することもできます。画像を選択メニューを利用することで、イメージを選択できます。また、クリップボードに画像の情報が格納されている場合、ダイアグラムの背景で右クリックし「貼り付け | クリップボードの画像」を選択することで、サブジェクト要素を新規に作成してその要素に画像を貼り付けるまでを一括で行うことができます。
  • サブジェクト要素は、システム境界と呼ばれることもあります。ロバストネス分析などで利用されるバウンダリ要素とこのサブジェクト要素は、どちらも英語ではBoundaryと表記されますが、異なる要素です。

 

 

参照: