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シーケンス図は実行時の要素間の相互作用を表現するための図です。
シーケンス図ではユースケースシナリオを説明するための図としても利用されます。ユースケース図に含まれるアクターとユースケースに関連する要素をシーケンス図に配置し、ユースケースが要求する機能の具体的流れを定義するために利用できます。
下の図に含まれる要素が、主なシーケンス図の要素です。
要素 |
説明 |
アクターの実行時のインスタンスです。スティックマン形式の表示と、四角形での表示の両方が可能です。 |
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実行時のオブジェクトを示します。 |
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画面や入出力デバイスなどを示します。UMLで定義されている要素ではありません。 |
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処理内容を実際に担当する要素を示します。UMLで定義されている要素ではありません。 |
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永続的な要素を示します。一般的には、データベースのテーブルなどが該当します。UMLで定義されている要素ではありません。 |
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複合フラグメント |
メッセージの処理内容の条件分岐や、特定の範囲における制約・動作の指示などを表現します。 |
メッセージ終了点 |
シーケンス図の範囲外からのメッセージの始点や、範囲外へのメッセージの終点に利用します。 |
ダイアグラムゲート |
シーケンス図を複合フラグメントとして利用している場合に、複合フラグメントとの入出力の端点として利用します。 |
状態不変式/継続 |
ライフラインの状態や制約条件を示すために利用します。 |