メタモデル制約とクイックリンク

クイックリンク機能を利用すると、接続や要素を効率よく作成することができます。その際には、作成可能な接続や要素の種類がメニューとして表示されます。このページの 2 つの表は、メタモデル制約プロパティに値を指定した場合（または指定していない場合）に、接続や要素の種類名の選択肢がどこから取得されるかを示しています。

ルールのフィルタリング

メタモデル制約は、要素間にどの接続が有効であるかを定義します。クイックリンクはこれらの有効な接続から構築され、その後、いくつかの方法でフィルタリングされ、最終的な選択肢をユーザーに提示します。

項目

説明

ツールボックス

新しいダイアグラムの既定値では、クイックリンクで提供される要素と関係は、ツールボックスに含まれる要素と接続のみに制限されています。

これを変更するには、クイックリンクのメニュー内の「ツールボックスの内容のみ」の項目をオフにします。

(参考:ツールボックスプロファイル、独自のダイアグラムビュー)

共通の関係

_IsCommonプロパティで定義された接続は、新しい要素も作成する必要がある場合、クイックリンクの選択肢には含まれません。

次の UMLの接続は、メタ関連と一緒に使用される場合にこの動作となります。

抽象化
依存
情報フロー
実現
利用

(参考:UMLプロファイルでサポートされている属性)

接続の選択肢

この表は、クイックリンク機能が、利用可能な接続の種類としてメニューに表示する名前を取得するルールを示しています。

項目

説明

プロファイルで指定した内容

UMLプロファイルで_MeaningForwardsあるいは_MeaningBackwardsのタグ付きで指定された文字列がある場合には、その文字列を表示します。

注意:

_MeaningBackwardsが定義されていない場合には、_MeaningForwardsを逆向きに作成するような項目を表示します。

メタタイプ名

UMLプロファイルで_metatypeのタグ付きで指定された文字列がある場合には、その文字列を表示します。

(参考:メタタイプとしてステレオタイプを定義)

ステレオタイプ名

_MeaningForwards, eaningBackwards, _metatypeのいずれのタグ付きがない場合には、ステレオタイプの文字列を表示します。

メタクラス名

Metarelationshipが利用されUMLの接続が対象として指定されている場合には、その接続の名前を表示します。この場合に表示される内容を変えることはできません。

要素の選択肢

この表は、クイックリンク機能が、要素が配置されていない場所にドロップした場合に、利用可能な要素の種類としてメニューに表示する名前を取得するルールを示しています。

項目	説明
メタタイプ名	UMLプロファイルで_metatypeのタグ付きで指定された文字列がある場合には、その文字列を表示します。
ステレオタイプ名	_metatypeのタグ付きがない場合には、ステレオタイプの文字列を表示します。 (参考:メタタイプとしてステレオタイプを定義)
メタクラス名	MetarelationshipあるいはStereotypedrelationshipが利用されUMLの要素が対象として指定されている場合には、その要素の名前を表示します。この場合に表示される内容を変えることはできません。

参照: