デシジョン

デシジョン要素は、1つ以上の入力に基づき出力を評価するためのものです。出力を決定するロジックは、デシジョン要素内で定義されるか、デシジョンに関連付けられたビジネス知識モデルに含まれる意思決定ロジックをデシジョンが呼び出すか、のどちらかです。

入力

デシジョンは、要素内の入力値を定義するオプションを含め、入力をいくつでも持つことができます。最も一般的な入力は、入力データ要素です。

出力

デシジョンは0または1つの出力を持つことができます。出力は、複合型のデータセットにすることもできます。

値表現（Value Expressions）

デシジョン要素の出力は、値表現（Value Expressions）を使用して決定されます。値表現には要素の意思決定ロジックが含まれており、「デシジョンテーブル」「式表現」「呼び出し」「変数と式」の4つの形式のいずれかを使用できます。値表現は、DMN表現エディタで編集したり定義したりできます。DMN表現エディタには、使用されている表現の種類に応じて4つの形式のうち１つが表示されます。

ダイアグラム上では、デシジョン要素の右上隅に、使用している値表現の種類を示すアイコンが表示されます。

種類	説明
デシジョンテーブル	デシジョンテーブルは、関連する入力および出力表現のセットを表形式で表現したもので、一連の特定の入力エントリーに対してどの出力エントリーを適用するかを示すルールで構成されています。
式表現	「式表現」（Literal Expression）は、DMN表現の最も単純な形です。一般に、一行のステートメントまたはif-elseブロックとして定義されます。
呼び出し	「呼び出し」（Invocation）では、ビジネス知識モデル要素が知識要求の接続経由で参照されている必要があります。「呼び出し」（Invocation）では、ビジネス知識モデル要素が知識要求の接続経由で参照されている必要があります。BKMから返される結果の一部またはすべてを、デシジョンの出力として渡すよう設定できます。
変数と式	「変数と式」（Boxed Context）は、コンテキストエントリのコレクションです。各コンテキストエントリは、変数と式で構成されます。コンテキストには結果値もあります。

参照: