新しいバージョンの上書きインストール

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新しいバージョンの上書きインストール

すでにProクラウドサーバがインストールされている環境に新しいバージョンをインストールする場合には、インストール中に自動的に古いバージョンをアンインストールします。新しいバージョンのインストール前に、サービス 'Sparx Systems Professional Cloud' を停止させておいてください。 停止させていない場合、インストール後にWindowsの再起動が必要になる場合があります。

 

注意:

新しいバージョンのインストール時に、Proクラウドサーバの設定ファイルは上書きしません。

 

手順

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説明

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新規インストールと同じ手順で、新しいバージョンのインストーラを利用してインストールします。

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WebEAを利用している場合には、WebEAのファイルをWebサーバが参照するディレクトリにコピーする必要があります。その際に、設定ファイル(webea_config.ini)は上書きしないように注意してください。(WebEAのファイル群には、サンプルとなるwebea_config.ini設定ファイルも含まれています。)

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また、WebConfigツールを利用している場合には、WebConfigのファイルをWebサーバが参照するディレクトリにコピーする必要があります。settings.phpのみは上書きしないようにしてください。

 

 

Proクラウドサーバ バージョン5.0にアップグレードする場合の注意点

Proクラウドサーバのバージョン5.0より前は32ビット版でしたが、バージョン5.0からは、64ビット版となります。Proクラウドサーバの機能や動作の大部分は2つのアーキテクチャ間で同じですがいくつかの細かな違いがあり、移行する際に影響を及ぼします。 影響点は以下の通りです。

 

 

インストールディレクトリ - 32 ビット版のデフォルトのインストールディレクトリは C:Program Files (x86)\Sparx Systems\Pro Cloud Server\ が使用され、64bit版では C:Program Files\Sparx Systems\Pro Cloud Server\ が使用されます。このようにインストール先のフォルダが異なると、新しいバージョンのファイルがインストールされる際に、利用する設定ファイルにも影響が出ます。 この問題は、古い設定ファイルを新しいインストールディレクトリにコピーし、Proクラウドサーバを再起動することで解決できます。 コピーする必要のある設定ファイルは以下の通りです。

 

 

レジストリ - Proクラウドサーバはレジストリを使用して、Proクラウドサーバ 設定ツールと連携プラグインの設定を保存しています。つまり、既存のバージョン4以前のバージョンがインストールされていて、バージョン5.0をインストールすることを選択した場合、参照するレジストリの位置が異なりますので、移行するための作業が必要になります。

 

 

Proクラウドサーバ 設定ツール

32bit版のProクラウドサーバでは、Proクラウドサーバ 設定ツールは HKEY_CURRENT_USER\Sparx Systems\SQLBridge\DBManagers のレジストリに情報を保存しています。64bit版では   HKEY_CURRENT_USER\Software\Sparx Systems\PCS\DBManagers に変わります。

 

古い位置からレジストリの内容を手動でエクスポートして新しい場所に読み込むことも可能とは思いますが、Proクラウドサーバの設定の入出力機能を利用することをお勧めします。

 

 

連携プラグイン

連携プラグインは、レジストリとインストールディレクトリ内の設定ファイルの両方に設定を保存するため、既存の連携プラグインの定義を32ビット版から64ビット版に移行するには、.SBPI\.configファイルとHKEY_CURRENT_USERSoftware\Sparx Systems\SQLBridge\SBPIのすべてをコピーして移行する必要があります。

 

WebEAに関する注意点

WebEAに関するファイルはインストールパスに配置されますので、Webサーバが参照する位置(例:  C:\Xampp\htdocs\webea )に上書きコピーする必要があります。ただし、設定ファイルは上書きしないように注意してください。以下は、そのコピーを実行するコマンドの一例です。

 

robocopy "C:\Program Files\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\WebEA" "C:\xampp\htdocs\webea" /MIR /e /DCOPY:T /njh /ndl /nfl /xf webea_config*.ini

 

ファイアウォールに関する注意点

インストーラでは、Windowsの標準のファイアウォールについてのルールも作成します。上書きインストール時には、ルールを削除後に再作成します。ルールを変更している場合には、インストール後に再度設定が必要となります。

 

注意:

インストール時に作成されるルールを毎回変更する手間を省く方法として、独自にファイアウォールのルールを定義する方法もあります。

 

 

参照: