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このWebEAクイックスタートガイドは、新しい環境にWebEAのインストールを実施し、一般的な設定で利用可能にするまでの流れを説明します。
このガイドでは、以下の内容を前提としています。
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操作方法 |
1.1 |
Proクラウドサーバを購入後、購入後に入手できる情報に従ってProクラウドサーバのインストーラをダウンロードします。 |
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操作方法 |
2.1 |
最新版の、Windows用XAMPPのインストーラをダウンロードします。 |
2.2 |
XAMPPのインストールには管理者権限が必要です。管理者としてインストーラを実行します。 |
2.3 |
インストールウィザードを、コンポーネントの選択まで進めます。 コンポーネントの選択では、MySQL, FileZilla, Mercury, Tomcat, Perl, phpMyAdmin, Webalizer, Fake Sendmailのチェックを外します。WebEAではこれらは利用せず、Apache と PHP のみを必要とします。 「次へ」ボタンを押し、インストールを進めます。 |
2.4 |
インストール先は C:\xampp としてください。インストールを実行し、ファイルをインストールします。 |
XAMPPの既定の設定では、Webサーバはポート80を利用し、Webの既定のフォルダは C:\xampp\htdocsになります。
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操作方法 |
3.1 |
XAMPPのコントロールパネルからApacheを起動します。エラーなく起動できることを確認してください。 |
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操作方法 |
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4.1 |
Proクラウドサーバのインストーラは、広く利用されているmsi形式のインストーラです。ダブルクリックするとインストールを開始できます。
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4.2 |
インストールウィザードが起動しますので、次へボタンを押します。 |
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4.3 |
使用許諾の内容確認し、同意できるようであれば次に進みます。 |
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4.4 |
Proクラウドサーバについての情報が表示されますので、確認します。 |
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4.5 |
カスタム設定の画面に変わりますので、このクイックスタートガイドでは設定を変更せず次に進みます。 |
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4.6 |
実際のインストール処理を実行し、インストーラが終了します。 |
Proクラウドサーバのファイルは 'C:\Program Files (x86)\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\' にインストールされています。(64ビットOSの場合)
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操作方法 |
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5.1 |
管理者の権限で、'C:\Program Files (x86)\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\Service\SSProCloud.config' ファイルをメモ帳などのテキストエディタで開きます。 |
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5.2 |
設定ファイルの最初の方に "LICENSE=" で始まる行がありますので、購入したライセンスキーを設定します。ライセンスキーの形式は次のような形式です。 LICENSE={00000000-0000-0000-0000-000000000000}
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5.3 |
設定ファイル内の28行目付近に、"SERVER_PORT=804". という内容があり、その次に以下のような内容があります。 "OSLC_SUPPORT=1"
上記の行と同じ設定に記載されたポート(この例では804)がWebEAおよびEnterprise Architectからクラウドサーバを利用する際に利用するポート番号です。 |
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5.4 |
SSProCloud.configファイルの設定内容を保存し、ファイルを閉じます。 |
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5.5 |
Windowsの管理ツールにあるサービスを実行し、Proクラウドサーバを再起動します。 サービス名は "Sparx Systems Professional Cloud" です。 |
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5.6 |
C:\Program Files (x86)\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\Client にある SSProCloudClient.exe を実行します。 サーバのアドレスとして、 "localhost:803" を入力してOKボタンを押します。 |
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5.7 |
追加ボタンを押し、サーバの接続文字列として 'fb-procloud.fdb' を入力します。そして、OKボタンを押します。 一覧に項目が追加されますので、その項目を選択して設定ボタンを押します。 設定画面が表示されますので、「有効」および「OSLC, WebEA, 外部ツール連携を利用する」の項目にチェックを入れます。 設定後、保存ボタンを押し、画面を閉じます。 (参考:プロジェクトの追加) |
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操作方法 |
6.1 |
C:\Program Files (x86)\SparxSystems Japan\Pro Cloud Server\WebEA\ のディレクトリ内の全てのファイルを、ディレクトリを変えずに C:\xampp\htdocs にコピーします。 |
このガイドでは、WebEAのオプションが異なる場合の動作の違いを確認することができるように、3つの設定を追加します。
3つの設定のいずれも、同じFirebirdのプロジェクトファイル(fb-procloud.fdb)を参照します。
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操作方法 |
7.1 |
'C:\xampp\htdocs\WebEA\includes\webea_config.ini'ファイルをテキストエディタで開きます。 |
7.2 |
"[model_list]"のセクションで、サンプルデータのうちの'model4' と 'model5' の行を削除します。それ以外の3つについて、以下のように内容を変更します。 model1 = "Pro Cloud Model (no updates)" model2 = "Pro Cloud Model with discussions" model3 = "Pro Cloud Model with access code" |
7.3 |
"[model1 : settings]" セクションにあるSSCS_DB_ALIASの設定を"fb-procloud"に変更します。それ以外の設定は変更する必要はありません。 |
7.4 |
"[model2 : settings]" セクションにあるSSCS_DB_ALIASの設定も、同様に"fb-procloud"に変更します。それ以外の設定は変更する必要はありません。 |
7.5 |
"[model3 : settings]" と "[model5 : settings]" のセクションの内容は全て削除し、 "[model4 : settings]"の部分を"[model3 : settings]"に書き換えて設定を流用します。内容を以下の点を変更します。 sscs_db_alias = "fb-procloud" sscs_port = "804" sscs_use_ssl = "false" sscs_model_user = "" ssc_model_pwd = "" auth_code = "password01". login_prompt = "false" |
7.6 |
webea_configファイルの変更内容を保存します。 |
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操作方法 |
8.1 |
ファイアウォールの設定について、Enterprise ArchitectクライアントとWebサーバの間の通信で利用するポート80と443を通信可能となるように開放します。 |
8.2 |
ファイアウォールの設定について,WebEAとWebサーバの間の通信で利用するポート804と805を通信可能となるように開放します。 |
設定したFirebird形式のプロジェクトの内容は空になっています。Enterprise Architectで接続し、内容を作成します。
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操作方法 |
9.1 |
Enterprise Architectを起動します。 |
9.2 |
リボンの左端の |
9.3 |
「クラウドに接続」 ボタンを押します。 |
9.4 |
以下の内容を設定します。yourservernameの部分は、設定したサーバの名前あるいはIPアドレスを指定します。
Name: fb-procloud Protocol: http:// Server: {yourservername} Port: 804 Model Name: fb-procloud
OKボタンを押します。設定に問題がなければ、エラーなくサーバに接続できます。 |
9.5 |
「ホーム」リボンの「画面と設定」パネルにある「オプション」ボタンをクリックし、「プロジェクト」を選択してプロジェクトのオプションを開きます。 「クラウド」グループ内の「ダイアグラムの保存時に画像マップを自動的に生成」および「付属ドキュメントの保存時にHTMLを自動的に生成」のオプションを有効にしてください。 これらの設定を有効にすることで、WebEAからダイアグラムや付属ドキュメントの内容を参照できます。 |
9.6 |
WebEAで参照するための、パッケージ・ダイアグラム・要素を作成します。 |
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操作方法 |
10.1 |
Webブラウザを起動し、URLとして http://{yourwebserver}/WebEA/login.php を入力して開きます。 '{yourwebserver}' はIPアドレスあるいはサーバ名で、WebEAのサーバを指定します。正しく設定できていればWebEAの画面が表示され、以前に設定した3つの設定が表示されます。
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10.2 |
最初の項目を選択し、「次へ」のボタンを押してください。最初の設定内容でプロジェクトの内容を探索し、内容を表示します。 以前に作成したパッケージをたどり、ダイアグラムや要素を表示できることを確認してください。この設定ではディスカッション機能は利用できるようになっていないので、要素のプロパティにはディスカッションの内容は表示されません。 |
10.3 |
右上のハンバーガーアイコンをクリックし、ログアウトを実行してください。ログイン画面に戻りますので、2番目の設定を利用します。この設定ではディスカッション機能が利用可能と設定されているので、要素のプロパティではディスカッションの項目が表示されます。 |
10.4 |
再度右上のハンバーガーアイコンをクリックし、ログアウトを実行してください。 残った最後の設定を選択してください。この設定では、利用するためにアクセスコードが必要です。'password01'を入力すると開くことができます。この設定の場合には、それぞれの要素のプロパティでハンバーガーメニューが利用可能となっています。このメニューから、テスト項目の追加などの編集が可能です。また、鉛筆のアイコンも表示され、要素のノートの編集も可能です。 このように、同じプロジェクトでも、設定内容によって表示内容やできることが変わります。 |
完了
上記の手順で、WebEAを利用するための準備は全て完了です。この内容は、とりあえずWebEAを利用するための最低限の設定ですので、必要に応じて設定ファイルを編集し、最適な設定になるようにしてください。設定の詳細は、このヘルプファイルの他の内容をご覧ください。