同じ要素の複数配置

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同じ要素の複数配置

多くの要素が配置され内容が複雑なダイアグラムでは、要素の間の接続の線が複雑になり把握しづらい内容になることもあります。接続が交差する回数を最小限にし、関係のある要素をまとめて適切に配置することは容易ではありません。特に、以下のような状況で発生することが多いです。

 

 

Enterprise Architectでは、1つの要素を1つのダイアグラム内に無条件に複数配置することは許容していません。しかし、ダイアグラムの内容をより簡潔にするために、1つの要素の「分身」を配置することができます。この複数配置の機能を利用することで、1つの要素を1つのダイアグラム内の複数の箇所に配置し、交差する接続の本数を減らして内容を簡潔に表現することができます。

 

この「分身」を作成するには、要素間の接続に対して操作を行います。要素の間の接続を右クリックし、要素の複数配置メニュー以下のサブメニューで対象となる側を指定して下さい。要素名だけを含む四角形がダイアグラム内に表示されますので、希望する位置に移動してください。

 

以下のようなクラス図があるとします。

 

 

このクラス図はそれほど複雑ではありませんが、ShoppingBasketクラスとLineItemクラスの間の関連は、別の関連と交差しています。このように、ダイアグラム内に要素が増えると、要素間の接続が交差するなどで見づらくなる場合があります。LineItemクラスの位置を移動して解決することができれば良いのですが、この例の場合には移動すると、その他の接続の配置が難しくなります。

このような状況で、同じ要素の複数配置機能が役に立ちます。LineItemクラスを複製し、ShoppingBasketクラスの近くに配置できます。

 

 

 

利用手順:

コンテキストメニュー

ダイアグラム内で対象の接続を右クリック | 要素の複数配置 | ソース (あるいはターゲット)

 

 

注意:

  • 要素の複数配置の機能を利用して配置した要素では、対象の要素の全ての情報が表示されるわけではありません。
  • 要素の複数配置の機能は接続の頂点の追加の機能を拡張して実現しています。そのため、接続のスタイルは「カスタム」である必要があります。
  • 対象の接続に頂点が存在しない場合には、自動的に追加されます。
  • ターゲット側の要素を複数配置する場合には、対象の接続の最後の頂点の位置にターゲット側の要素が表示されます。
  • ソース側の要素を複数配置する場合には、対象の接続の最初の頂点の位置にソース側の要素が表示されます。
  • ソース側とターゲット側の両方の要素を複数配置することはできません。
  • 要素が複数配置されている状況で再度複数配置する操作を実行すると、複数配置は解除され通常の表示に戻ります。
  • 複数配置した要素を選択すると、元になっている要素と、ダイアグラム内に存在する他の全ての複数配置要素が選択状態になります。対象の要素のプロパティを変更すると、複数配置要素を含む全ての要素の内容が更新されます。
  • 要素の外見についての変更は、複数配置している要素には反映されません。
  • 複数配置している要素は印刷やダイアグラムを画像として保存する際には含まれますが、一覧形式で表示した場合には一覧には元の要素のみが表示されます。
  • 複数配置している要素は、その作成したダイアグラムに固有の要素です。ダイアグラムをコピーした場合には、複数配置の定義はコピーされません。

 

 

参照: