OMG SysPhS

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OMG SysPhS

OMG SysPhS ステレオタイプを使用すると、SysMLシミュレーションのための設定要素を利用せず、モデル自体の中でモデルシミュレーションの設定を定義することができます。これにより、モデルブラウザやプロパティサブウィンドウで要素やプロパティの内容をより明確に表示することができ、ダイアグラムではプロパティの種類と初期値を表示する特別な区画が表示されます。

 

 

このように、変数や定数の追加オプション(isContinuousやisConserved)は、自動的にタグ付き値として設定されるため、SysMLシミュレーションのための設定要素で定義する必要がありません。これらのオプションは、ブロッ ク自体とプロパティサブウィンドウ内でも表示されます。

 

 

SysPhSシミュレーションライブラリの読み込み

SysPhS標準のシミュレーションを実行するためには、モデルテンプレートから2つのSysPhSライブラリをモデル内に読み込む必要があります。

 

 

手順は以下の通りです。

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操作方法

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読み込むパッケージをモデルブラウザ内で選択し、モデルテンプレートタブ(Ctrl+Shift+M)を開きます。

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左側のパネルのヘッダにあるドロップダウンリストをクリックし、システムエンジニアリング > SysML を選択します。

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パターングループのリストの最後までスクロールし、「SysPhS Elements for physical interaction」をクリックし、さらに「SysPhS Elements for signal flow」をCtrl+クリックして複数選択します。

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テンプレートの読込ボタンをクリックします。選択したパッケージにライブラリが読み込まれます。

 

SysPhSでSysMLシミュレーションを利用する際には、ブロック定義図に読み込んだライブラリのパッケージを配置し、インポートの接続でSysMLダイアグラムのフレームとなっているパッケージと結びつけ、ライブラリパッケージ内の要素をシミュレーションで利用できるようにする必要があります。つまり

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操作方法

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パッケージ内に、シミュレーション用のブロック定義図を作成します。パッケージがフレームとして表示されます。

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SysPhSライブラリのパッケージをダイアグラム上に配置します。表示される選択肢で、パッケージ要素を選択します。ライブラリのパッケージ要素がフレーム内に配置されます。

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ダイアグラムの背景のフレームを右クリックし、選択可能を選び、接続を作成可能にします。

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ツールボックスをパッケージ図の内容に変更し、「パッケージのインポート」の接続をフレームとライブラリパッケージの間に作成します。

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ダイアグラムを保存します(Ctrl+S)。

 

 

SysMLSim の設定を更新する

バージョン15.2以前のEnterprise Architectでは、SysMLシミュレーションの設定要素(SysMLSim要素)で、それぞれのプロパティの型や初期値を定義していました。SysPhS仕様の機能を使用することで、モデル自体にシミュレーショのパラメータを定義することができます。

 

既存の設定を変更する手順は次の通りです。

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操作方法

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シミュレーションのブロック要素を含むダイアグラムを開きます。例えば、以下のようになります。

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モデルブラウザのプロパティ要素(この図ではx、y、lambda)に注目してください。モデルブラウザでも、ダイアグラム内でもシミュレーションに関係する情報を視覚的に確認できません。

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ダイアグラム内の要素の中で、プロパティの項目をクリックし、プロパティサブウィンドウの「ステレオタイプ」の欄で、 アイコンをクリックして、ステレオタイプの選択ダイアログを表示します。パースペクティブを選択し、 'SysPhS'.のステレオタイプを設定可能にしてください。

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目的に応じて PhSVariable か PhSConstant のいずれかにチェックを入れてOKボタンを押してください。

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ダイアグラムでは、定数や変数がそれぞれの要素の区画に割り当てられます。また、ステレオタイプとして種類が表示されるので、モデルブラウザでも識別できます。

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また、プロパティサブウィンドウでは、プロパティの種類を定義するステレオタイプと、SysPhS標準で定義されている値(タグ付き値として)が表示されていることにも注意してください。

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最後に、このシミュレーションのためのSysMLシミュレーション要素をダブルクリックしてSysMLシミュレーションの設定タブを開くと、プロパティが種類別に識別され、グループ化されていることがわかります。

 

 

SysPhS ツールボックスの利用

SysPhS プロファイルにより、OpenModelica と MATLAB Simulink の両方に対応した基本的な SysML 要素を含む専用のツールボックスページが利用できます。また、「SysPhSパターン」グループとして'SysPhSのコンポーネントも含まれます。

 

 

SysPhS コンポーネントのアイコンをダイアグラム上にドラッグすると、SysPhSコンポーネントダイアログが表示されます。

 

 

このダイアログでは、まず作成する要素の分類を選択し、次に作成する要素の種類を選択します。各フィールドのドロップダウンリストはOpenModelicaとSimulink標準ライブラリから提供されます。例えば、以下のようになります。

 

 

要素にはSimulinkとModelicaのステレオタイプがあり、これらのツールのどちらでも作業できることに注意してください。各要素について、要素の種類ごとに適切なプロパティとポートが要素の区画に自動的に表示されます。ダイアグラム上に要素を表示させたい場合は、モデルブラウザからその要素をブロック要素上にドラッグすることで表示できます。

 

ModelicaやSimulinkで保持しているモデルを使用していて、そのモデルに既に存在する要素を参照したい場合は、適切なブロック・プロパティ・ポートの要素をダイアグラム上にドラッグして、参照する要素を作成することができます。パラメータの項目は、SimulinkParameter または ModelicaParameter ステレオタイプを持つプロパティ要素を作成します。ダイアグラムから要素を削除すると、親ブロック要素の phs constants区画に表示されます。

 

また、ブロック要素に定数と変数のプロパティを定義するために、ダイアグラム内の要素に「PhS 定数」と「PhS 変数」の項目をドラッグすることもできます。この場合も、ダイアグラムから要素を削除すると、Phs constantsまたはPhs varialeの区画に表示されます。

 

 

PhSConstantやPhSVariableに初期値が設定されている場合、ダイアグラム上では要素の初期値区画に表示されることに注意してください。

 

システムモデリングでは,ベクトルは多重度を使って指定できますが,多次元配列の場合は複数の多重度が必要です.これを実現するために、MultidimensionalElement ステレオタイプ(Multidimensional Element アイコンでブロックに適用)があります。

 

 

参照: