MDG BPSim 実行エンジン

概要

Enterprise Architectでは、作成したBPMNダイアグラムの内容に対して、BPSim仕様に準拠したシミュレーションを実行することもできます。BPMNダイアグラム内のそれぞれの要素に対して、シミュレーションを実行するために必要となる追加の情報を割り当て、シミュレーションの実行エンジンによって得られる結果から、目的や条件に合致するかどうかを判断することができます。

この機能を利用することで、ビジネスプロセスをさまざまな条件で試行し結果を比較したり、ビジネスを実行するために最適な人数を見つけたり、ボトルネックとなる作業(アクティビティ)を探したりすることができます。

Enterprise ArchitectでBPSimのシミュレーションを実行するには、BPSim標準に対応した実行エンジンが必要となります。その実行エンジンとして、BPSimエンジンを独自開発し世界展開しているLanner社のシミュレーションエンジンを搭載した「MDG BPSim 実行エンジン」をアドイン製品として販売しています。この「MDG BPSim 実行エンジン」を利用することで、モデルの作成・シミュレーションの設定・シミュレーションの実行・結果の分析までをEnterprise Architect上で一貫して実施することができます。

利用目的の例

  • 最適解を見つけるためにプロジェクトの変数を自由に変更し試行できる
  • 費用を投入してプロジェクトを実際に進める前に、ビジネスプロセスが条件を満たすかどうかを検証できる
  • イベント・リソース・待ち時間等の変化について、ビジネスプロセスへの影響を確認できる
  • リソース(人員など)の配置やイベントの実施タイミングの改善に役立つ情報を得られる
  • ボトルネックを排除し、成功するための要因となる点を見つける

利用方法の概要

Enterprise Architectのツールボックスの「拡張要素」グループには、「BPMNシミュレーション(BPSim)」要素があります。この要素をBPMNダイアグラム内に配置し、シミュレーションの設定を行います。以下のような内容を設定できます。

  • 待ち時間
  • 処理フロー
  • イベントの発生可能性
  • リソースの配置

こうした設定を調整し、複数の条件でのビジネスプロセスのシミュレーションを行うことができます。例えば、待機時間やスタッフの人数を調整し、それぞれの場合の結果(実施時間やコスト)を得ることができます。

複数のシミュレーション結果を比較することで、成功・失敗につながる要因が何かを把握するための情報を得ることができます。シミュレーション結果は、チャートやレポート(表)の形で表示することができます。さまざまなパラメータを調整したり、BPMNモデル自体を変更することで、最適なビジネスプロセスとパラメータを効率的に得ることができます。

ご注意:BPSimに関する設定内容・設定項目名は英語です。

MDG BPSimの説明動画

Youtubeにアップロードされている説明動画もご覧下さい。英語での音声の説明があります。

必要システム構成

MDG BPSim 実行エンジンを利用するには、Enterprise Architect バージョン12.1以降(ビルド1226以降を推奨)が必要です。全てのエディションで動作します。

また、この実行エンジンは内部でJavaを利用していますので、シミュレーションの実行にはJRE バージョン7以降が必要です。パラメータ指定のシミュレーションではJDK バージョン7以降が必要です。

なお、このアドインは、「Enterprise Architect Suite アルティメット版」には含まれません。利用する場合には、別途購入する必要があります。

価格と購入について

ダウンロード版の価格はこちらをご覧下さい。パッケージ版はオープン価格です。ダウンロード版とパッケージ版の違いは、こちらのページをご覧ください

このアドイン製品には、スタンダードライセンスとフローティングライセンスがあります。これらのライセンスの違いについては、こちらのページをご覧下さい。なお、この製品はスタンダードライセンスからフローティングライセンスへのアップグレードはできません。ご注意下さい。

購入方法や支払方法など購入に関する概要はこちらでご説明しています。

評価について

MDG BPSim 実行エンジンの機能を評価したい場合には、14日間利用可能な評価版をダウンロードすることができます。ダウンロードはこちらのページをご覧ください